広島に忍者誕生「変態すぎる」 ファンを驚かせた1年…源田も超える12球団トップの「11.5」
Full-Count / 2024年12月13日 16時28分
■ゴールデン・グラブ賞を受賞した矢野、数々の美技でファンを魅了
広島の矢野雅哉内野手は2024年の三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した。昨季から出場数を増やし、チームを救う美技を連発。チームメートの菊池涼介内野手と鉄壁の“忍者二遊間”を形成した。
2020年ドラフト6位で亜大から入団した矢野は、驚異的な守備範囲と強肩で何度も相手の安打性の当たりを強奪。近年のセ・リーグの遊撃手部門は阪神の鳥谷敬氏、巨人の坂本勇人内野手が“常連”だったが、昨年は阪神の木浪聖也内野手、2022年はヤクルトの長岡秀樹内野手が受賞していた。
今季は矢野がデータでも突出した数字を記録した。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると守備全般での貢献を示すUZRは矢野は「11.5」。2位は巨人の門脇誠内野手で「4.3」と大差が付いた。12球団をみてもパ・リーグトップで球界屈指の守備職人、西武の源田壮亮内野手が「8.1」だけに、矢野の積み上げた数値の凄まじさが分かる。
好プレーを披露するたび、SNS上では「なんちゅうプレー」「人間を超越した存在」「変態すぎる」「また忍者出てきた」といった絶賛の声が相次いでいた。
打撃でも今季は打率.260をマークし、レギュラーを掴んだ。今後のセ・リーグの遊撃手の顔として、ゴールデン・グラブ賞の常連となることはできるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
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