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4連覇ならずも台頭した新戦力 50登板の“甲子園のヒーロー”、NPB記録に並んだドラ6右腕

Full-Count / 2024年12月15日 19時28分

オリックス・宮城大弥、吉田輝星、古田島成龍(左から)【写真:北野正樹、栗木一考】

■宮城は規定投球回に届かず、昨季新人王の山下は3勝…飛躍した曽谷

 昨季までリーグ3連覇を成し遂げたオリックスは今季、63勝77敗3分の勝率.450で5位に終わった。投手では昨季まで先発を担っていた山本由伸、山崎福也が移籍。多くの救援陣が故障で離脱する中、トレードや現役ドラフトなどで加入した選手が奮闘し、リーグ2位のチーム防御率2.82を記録。被本塁打59はリーグ最少だった。

 開幕投手の宮城大弥投手は黒星スタートとなったが、4月は4登板で月間防御率0.84をマークした。しかし、5月に左大胸筋の筋損傷で登録抹消。約2か月間、戦線離脱した。シーズン最終戦の楽天戦では7回途中で降雨コールド。7回1/3を投げれば規定到達だったが夢と消えた。7勝9敗ながら防御率1.91の好成績で、先発陣をけん引した。

 昨季の新人王・山下舜平大投手は3勝6敗、防御率3.38。5月はファーム調整に費やし、リリーフ起用となった7月まで安定感を取り戻せなかった。それでも8月18日の日本ハム戦で今季初勝利を挙げ、そこから3連勝をマークした。9月21日の日本ハム戦では6回を投げ、自己最多の12奪三振を記録した。

 先発陣で飛躍したのは2年目の曽谷龍平投手だろう。今季は20先発で7勝11敗、防御率2.34。昨季の10登板、1勝2敗、防御率3.86から大きく向上させた。離脱者が多かった中、開幕から先発ローテーションを守り抜いた。

 新加入のアンダーソン・エスピノーザ投手はチーム最多の22先発で7勝9敗、防御率2.63。3月30日のソフトバンク戦で来日初勝利を挙げ、そこから自身4連勝。6月21日の西武戦では来日最長の8回を投げて白星を手にした。被本塁打は2本で、20試合以上に先発したパ・リーグ投手の中では最も少なかった。

■ドラ6・古田島はデビューから22戦連続無失点、ハムから移籍の吉田は50登板

 昨季は怪我の影響で13登板にとどまった田嶋大樹投手は21試合に先発、6勝8敗、防御率3.68だった。シーズシーズン途中にフォームをワインドアップに変更し、7月9日のソフトバンク戦では7回無失点で約1か月ぶりの勝利を飾った。フォーム変更後は2か月連続で月間防御率1点台をマークした。

 中継ぎ陣の顔ぶれは昨季までとは大きく異なったが、15年目の山田修義投手はキャリアハイの50登板で16ホールド、防御率2.08をマークした。ドラフト6位ルーキーの古田島成龍投手は4月6日のロッテ戦から6月23日の西武戦まで、NPB最多タイの初登板から22試合連続無失点を記録。最終的に50登板で試合、24ホールド、防御率0.79の成績を残した。

 金足農(秋田)で甲子園準優勝、日本ハムにドラフト1位指名され、昨年オフにトレードで加入した吉田輝星投手は50登板で14ホールド、防御率3.32。中日ドラ1で、現役ドラフトで加入した鈴木博志投手は32登板で、防御率2.97をマークした。トライアウトを経て育成契約で入団した井口和朋投手は3月26日に支配下契約となり、32試合に登板した。

 アンドレス・マチャド投手はシーズン途中から抑えを任され、リーグ5位で球団外国人投手最多の23セーブ。シーズン途中に加入したルイス・ペルドモ投手は28登板で14ホールド、防御率0.64だった。(「パ・リーグ インサイト」西嶋葵)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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