609発ソーサ氏が謝罪「過ちを犯した」 薬物使用疑惑で古巣と絶縁状態も…17年ぶりに和解
Full-Count / 2024年12月20日 8時14分
■ソーサ氏が“過去の過ち”を謝罪「理解している」
メジャー歴代9位の609本塁打を放った元カブスのスラッガーサミー・ソーサ氏が“過ち”を認め、カブスと和解した。19日(日本時間20日)、米スポーツ局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者が報じた。
ソーサ氏は現役時代マーク・マグワイア氏、バリー・ボンズ氏らと熾烈な本塁打王争いを演じ、1998年、1999年、2001年に3度のシーズン60本塁打以上をマークした。メジャー18年間で2408安打、609本塁打、1667打点と圧倒的な成績を残したが、薬物使用疑惑が報じられていた。
2007年に現役を引退して以降、薬物使用疑惑を一貫して否定していきたが、カブスは事実上の“出禁”状態となっていた。引退から17年が経ち、ソーサ氏は「私の時代にプレーした何人かの選手が成績上では評価されるべきなのに、そうならない理由を私は理解しています」と謝罪声明を出した。
ソーサ氏は「私は(シーズン)162試合活躍し続けられるように、あらゆる手を尽くして複数の怪我から回復しようとした時がありました。法を犯した訳ではないですが、私は過ちを犯したので、謝罪したいです」とコメント。続けて「心の中では(引退後も)いつもカブスを応援し続けていました」と古巣への思いを明かした。
この声明文が発表されてから数分後、カブスはソーサ氏をファン・コンベンションに招待。球団オーナーのトム・リケッツ氏は「私たちはサミーが声明文を発表し、連絡をくれたことに感謝しています。完璧な人など誰もいません。私たちは、彼の野球やカブスに対する情熱を疑ったことは一度もありません」とコメントを発表した。(Full-Count編集部)
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