イチロー氏に投票しない記者は「荒らし」 米メディア断罪も…栄誉へ順調“22/22”
Full-Count / 2024年12月16日 18時25分
■「ジ・アスレチック」が読者アンケート…イチロー氏は断トツ97.5%の支持を得た
2025年の米野球殿堂入り候補者に挙がっているイチロー氏は、2019年マリアノ・リベラ氏以来、史上2人目の満票選出なるかに注目が集まっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では読者を対象にしたアンケートを実施。イチロー氏がトップで97.5%の得票を得た。
同メディアのアンケートでは4872人が回答。公式の投票と同様に、最大10人まで選ぶことができるようにした。結果はイチロー氏が97.5%、2位は通算251勝のCC・サバシア氏で68.4%、通算422セーブを挙げたビリー・ワグナー氏が3位で62.7%となった。
米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75パーセント以上を集めると、殿堂入りとなる。読者による投票ではイチロー氏のみが殿堂入りを果たす結果になった。
記事は「(イチロー氏に投票しなかった)2.5%は、ただ混乱と崩壊を引き起こしたいだけの“荒らし”だと確信している。それ自体は理解できるが、あなたたちがしたことは『常に反対する人やおちゃらけた人がいる』という事実を証明した以外、何の成果も上げなかった。ただし、今年、全米野球記者協会の(正当な)投票権を持っている人は別だ。その場合は、もっとプロフェッショナルになろう。彼は満票で殿堂入りすべきだ」と訴えた。
MLB公式サイトや米主要メディアも活用する殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では、15日(日本時間16日)時点での匿名を含む記者22人の投票状況が明らかになっており、イチロー氏への得票率は100%だ。投票の結果は来年1月21日(同22日)に発表される。野手初の満票受賞となるか、注目が集まる。(Full-Count編集部)
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