166万回再生のバズり動画「僕一人で10万回は見ている」 MVP4冠…万波が“自作自演”宣言

日本ハム・万波中正【写真：小池義弘】

■「パテレアワード2024」3429本の動画から、12部門の大賞決定

　パーソル パ・リーグTV初のリアルイベント「パーソル パ・リーグTV パテレアワード2024」が15日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催された。今年、公式YouTubeチャンネルで公開された全3429本の動画の中から、12の部門ごとの大賞を決めるイベント。日本ハム・万波中正外野手、楽天・伊藤裕季也内野手、西武・外崎修汰内野手、ロッテ・鈴木昭汰投手、オリックス・古田島成龍投手の5選手が出演し、MCの杉谷拳士さん、菊池柚花さん、ゲストの五十嵐亮太さんとともに、大賞受賞動画にまつわるエピソードを展開した。

　パ・リーグ6球団のファンが詰めかけ、開演前から会場に設置されたフォトブースで今年の印象的なYouTube動画のサムネイルのパネルを持ち、来場の記念に写真撮影を楽しむ姿も。オリジナルグッズの販売も行われ、限定アイテムに興味津々の様子だった。

　イベントが始まる前からにぎやかな様子を見せたのは出演者も同じだった。控室では「プロが選ぶ究極プレー大賞」のノミネート動画をチェックしながら「これすごかった〜」とリアクション。事前リハーサルを終えた杉谷さんが「今はこんなに和やかな感じだけど、舞台に行ったら本当に緊張するからね。映画の舞台あいさつみたいだから！」と話しながらも、リラックスした雰囲気のまま開演の時を迎えた。

　大きな歓声を浴びながら選手たちが登壇すると、早速各部門の大賞を発表する企画がスタート。パテレアンバサダー・外崎のプレーから選ぶ「外崎の外崎による外崎のためのリンゴ大賞」は外崎の親族が大賞を決め、「鬼瓦がちょっとおかしい外崎」の動画に。

「この動画を選んだ理由は、こんなに面白いTONOSAKIの顔を切り取ったパーソル パ・リーグTVの技術の高さと、普段見せない顔だからです。ぜひ、会場で再現させていただけるとうれしいです」と親族からのコメントが届いた外崎は、オードリーの春日俊彰から教わったという渾身の鬼瓦ポーズを披露した。

■万波4冠！　MVPの喜びを「BIGBOSSに伝えたい」

　コメント数大賞・再生数大賞・プロが選ぶ究極プレー大賞・パテレアワード 2024 MVPの4冠を達成したのは万波だった。2521コメント、再生回数166万7524回（2日時点）を記録した「大航海は終わらないッ!!! エスコン総立ちの超特大同点ソロ弾！」については「僕一人で10万回は見ているので再生回数に貢献している」と笑いを誘う。

　プロが選ぶ究極プレー大賞に輝いたのは、ソフトバンク・周東佑京内野手の本塁生還を阻止した好返球のシーンで、伊藤、外崎、古田島からの3票を集めた納得の選出。初代パテレアワードMVP受賞の喜びを「BIGBOSSに伝えたい」と話した。

　フォトセッション後に一度終演となったが、舞台裏の選手たちの音声が場内に流れると「本当にあっという間だった」「まだ話し足りないよね」という会話に場内のファンから拍手が沸き起こり、“アンコール公演”が始まった。

　クロストークの最中、昨年からパテレアンバサダーを務める外崎の話題に。MCの杉谷さんから「パテレ名誉アンバサダー」への昇格がサプライズ発表されると、外崎は「杉谷さんにそんな権限があるんですか？（笑）」と驚きながらも笑顔を見せた。

　さらに、来場者を対象とした抽選会も実施し、当選した6人に出演選手と五十嵐さんの直筆サイン入りボールがプレゼントされた。

　大盛況の中、杉谷さんの「また来年もお会いしましょう！」の言葉で幕を閉じた「パーソル パ・リーグTV パテレアワード2024」は、27日（金）午後8時からアーカイブ動画が配信される。来季はどのようなプレーが生まれ、どのようなシーンがノミネートされるのか。早くも楽しみで仕方がない。（「パ・リーグインサイト」高橋優奈）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）