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巨人ドラ1の伝説…手首骨折も衝撃2発「これはと思った」 元プロも驚愕した12歳の逸話

Full-Count / 2024年12月21日 7時20分

巨人からドラフト1位指名された石塚裕惺【写真:小池義弘】

■巨人ドラフト1位の石塚はマリーンズジュニア出身…監督を驚かせていた才能

「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024 〜第20回記念大会〜」が26日に開幕する。千葉ロッテマリーンズジュニアは、近藤健介外野手(ソフトバンク)や藤平尚真投手(楽天)ら、NPBでも活躍する選手を多く輩出。2024年ドラフトで巨人から1位指名された石塚裕惺内野手(花咲徳栄)もその一人で、当時も監督を務めていた塀内久雄監督が当時の“衝撃”を振り返った。

 2010年以来となる優勝を目指すマリーンズジュニアは、4年ぶりに塀内久雄監督が復帰。2018年に初めて監督を務めた際にメンバー入りしていたのが石塚だった。中学では佐倉シニア、高校では花咲徳栄とエリート街道を進み、今夏には甲子園に出場。巨人では2014年の岡本和真内野手以来となる高卒内野手の1位指名を受けた。

 小学6年生の頃から、その才能をいかんなく発揮していた。塀内監督が驚いたのは、実戦形式が行われた最終選考だった。「選考会で2発放り込んだので、これは(凄い)と思って……。その時にちょっと手首を骨折していて、治りかけくらいだったんですかね。それなのに2発放り込んだんですよ」。

 怪我を抱えながら柵越えを連発する12歳に、元プロも目を見開いた。塀内監督は「やっぱり目に留まるものはありましたね。僕としては将来プロになってくれたらいいなと思っていましたが、まさかドラフト1位だとは……。本当は縦縞(ロッテ)がよかったですけどね」と笑顔で振り返った。

 マリーンズジュニア出身選手では、高山俊外野手(オイシックス)や藤平、吉野創士内野手(楽天)らドラフト1位となった選手も多い。ジュニアチームはプロへの“登竜門”と呼ばれる。今大会に出場する選手の中からも、将来プロ野球選手が生まれることだろう。(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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