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大谷翔平との対戦で襲われた「一番の激痛」 意地の続投も…「アイツが粘りやがった」

Full-Count / 2024年12月22日 10時12分

苦悶の表情を浮かべたエンゼルス時代のパトリック・サンドバル【写真:荒川祐史】

■サンドバルはRソックスと2年約28.5億円で契約合意と米報道

 エンゼルスからFAとなったパトリック・サンドバル投手がレッドソックスと2年総額1825万ドル(約28億5000万円)で契約合意したと20日(日本時間21日)、米メディアが伝えた。28歳左腕は今年6月のドジャース戦で左肘を痛め、手術を受けた。その時の様子をポッドキャスト番組で語った。

 サンドバルは6月21日(日本時間22日)に敵地で行われたドジャース戦に先発。3回1死二塁で仲の良い大谷翔平投手と対戦したが、四球を与えたところで、顔を歪め、左腕を振るような仕草を見せ降板した。左腕に重度の屈筋断裂と内側側副靱帯損傷が見つかり、手術となった。

 移籍を受け、サンドバルはレッドソックス専門ポッドキャスト番組「Section 10」に出演。怪我した時の様子を語った。「試合前のキャッチボールでは、調子がとてもよかった。最高の状態だったし、極限まで集中していたんだ」と振り返る。

 3回に大谷と相対した時、「スライダーを思いきり投げたんだ。その年に投げたエグイ球の1つだった。でも、肘に違和感を覚えてオーノーってなったんだ。何かがおかしかったんだ」と語る。

 さらに「(その後)キャッチボールしたんだけど、降板する訳にはいかなかったんだ。なぜならカウント0-2で彼から三振を奪わないといけないと思っていたからね」「でもアイツがカウント3-2まで粘りやがったんだ!」と満面に笑みを浮かべて語った。

「投げる度にどんどん痛くなっていった」と言い、フルカウントからの7球目は89.3マイル(約143.8キロ)のシンカーだったが、高めに抜けて四球になった。「その時(人生で)一番の激痛が襲ったんだ。(痛すぎて)飛び回っていたよ。自分が終わったことを悟ったよ」と述べている。サンドバルはここで降板。シーズンも終わった。

 来シーズン序盤はリハビリに費やし、後半からの復帰が見込まれる左腕。手術を経てどんな投球を見せるだろうか。(Full-Count編集部)

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