ハム戦力外は「毎日覚悟しながら」 現役引退の31歳が吐露…驚いた新庄監督のDM
Full-Count / 2024年12月25日 7時30分
■阪神、日本ハムでプレーした江越大賀氏は10年間の現役生活に別れ
阪神、日本ハムで計10年間プレーした江越大賀氏は、今季限りで現役を引退した。今季は自己最少の19試合に終わり、31歳で受けた戦力外通告。「今年はファームにいる期間も長かったのでそろそろかなというのは感じていました」と心境を吐露した。
今季は開幕1軍入りを果たすも4月8日に抹消。次の出番は9月3日だった。1軍では10打席に立つも無安打。取り巻く環境は自らが一番理解していた。「プロ野球は1年1年が勝負なので常に覚悟は持ち続けていたんですけど、今年は特に。ファイターズはファームに若い選手が多くて強く意識していたので、戦力外と言われても後悔しないように、悔いが残らないように1日1日大切に過ごせたので、そこは毎日覚悟しながらやっていました」と手を抜くことなく、お手本で有り続けた。
戦力外通告後には現役続行の道を模索しオファーを待ったが、自身が決めた期限までに声はかからず「もう区切りをつけようと。そこはスッパリ」とユニホームを脱いだ。
2014年ドラフト3位で阪神に入団。2022年オフに2対2の交換トレードで日本ハムに移籍した。突然のことに驚きを隠せない中、移籍先となる日本ハムの新庄剛志監督からインスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)が届いた。
「『1回野球観をゼロにして一緒につくり上げていこう。僕が変えて見せる』って書いてあったんです。それを言われたときは鳥肌が立って、絶対に恩返ししよう、やってやろうという気持ちになりました。トレードはビックリしましたけど、本当にいい経験をさせてもらいました」。再スタートを切った江越は2023年、キャリアハイの100試合出場を遂げた。
■思い出は「出場4試合連続本塁打と交流戦のタイガース戦での本塁打」
新庄監督のもとで過ごした2年間で新たな発見もあった。「勝手に大胆な監督なのかと思っていたんですけどすごく繊細というか細かくて、小さいことまで先のことを考えてやっていると近くいいて感じたので、そこは常に成長じゃないですけど大事なんだなと思いました」とうなずいた。
10年間で一番の思い出は「阪神2年目のときに出場4試合連続本塁打を打ったことか、ファイターズに行って交流戦のタイガース戦で本塁打を打ったことですかね。それは自分が唯一輝いたときかな」と笑った。
この日は現役引退を決断した選手のセレモニーを兼ねた「THE LAST GAME 2024」に出場し、最後の勇姿を見せた。今後は阪神に戻り、アカデミーコーチに就任する。「矢野監督と新庄監督、2人の監督が楽しんでやることをすごくおっしゃっていた。それは子どもたちにも伝えていくべきことかな。そのためにもまずは自分が楽しみながら伝えていけたらと思います」。晴れやかに、第二の野球人生を歩みだす。(町田利衣 / Rie Machida)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
戦力外→現役引退で残すは1人のみ 電撃“ノンテンダーFA”から3年…元ハム3人の現在地
Full-Count / 2024年12月25日 15時46分
-
【阪神】今季引退の日本ハム・江越大賀&西武・陽川尚将が入団 阪神出身の2人は“アカデミーコーチ”へ
日テレNEWS NNN / 2024年12月23日 18時0分
-
30歳は阪神へ“放出”、ブレーク→大不振でトレード移籍も ドラ1は覚醒…巨人16年組の今
Full-Count / 2024年12月11日 7時20分
-
指名9人中8人が戦力外…3度の通告で引退決断も ドラ9が異例の復帰、楽天2013年組の現在地
Full-Count / 2024年12月7日 11時10分
-
巨人元ドラ1は社会人へ、元助っ人は鷹を“戦力外” 10年目突入の台湾右腕も…2日の去就
Full-Count / 2024年12月2日 20時31分
ランキング
-
1田中将大「想像もしていなかった」小学校でバッテリー組んだ坂本勇人と再び同僚に 前夜「よろしく」と連絡
スポニチアネックス / 2024年12月25日 13時48分
-
2最強軍団・大阪桐蔭から「大成するプロが出ない」現状 戦力外となった最強世代エース・柿木蓮にぶつけると「入団してから成長できない自分の責任」
NEWSポストセブン / 2024年12月24日 18時59分
-
3「ジャッジが断然上」 大谷翔平がNo.1、アンチの“負け惜しみ”続出「本当に無礼」
Full-Count / 2024年12月25日 12時8分
-
4「実績だけじゃなく人柄」巨人・田中将大が入団会見 吉村編成本部長が獲得経緯を説明
日テレNEWS NNN / 2024年12月25日 17時30分
-
5巨人入りの田中将大「復活」はいばらの道か 先発ローテ争いは熾烈、若手成長株も虎視眈々
J-CASTニュース / 2024年12月25日 16時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください