日本で成功し人生変わるも…38歳元助っ人、次はどこへ? “出戻り”の可能性を米指摘
Full-Count / 2024年12月25日 17時13分
■マーティンは今季Rソックスで45登板…与四球割合は1.7%
2016、2017年に日本ハムでプレーし、今オフにレッドソックスからFAとなったクリス・マーティン投手の獲得に、レンジャーズが関心を示しているという。38歳右腕は出身地のテキサス州に近い球団への入団を優先し、レンジャーズは今オフにブルペン補強に力を入れており、両者の思惑が合致していると米メディアが伝えている。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント記者による記事を引用。レンジャーズが地元アーリントン出身のマーティンに関心を示していると報じた。右腕は来年6月2日に39歳になり、現役ラストシーズンになることが予想されるが、まだまだ力を残している状態だと解説する。
今季はレッドソックスで44回1/3を投げ、防御率3.45をマーク。特筆すべきは制球力で、今季の与四球数は3。与四球割合は1.7%で、40回以上投げた投手で最も低い数値だった。
マーティンは遅咲きだ。メジャーデビューは28歳で、2014、2015年の2年間はロッキーズとヤンキースで計36回1/3を投げ、防御率6.19だった。その後の2年間はNPBに戦いの場を移し、日本ハムで通算92登板、22セーブ48ホールド、防御率1.12をマークした。
この成功が2017年オフ、レンジャーズとの2年400万ドル(約6億2900万円)契約に繋がった。レンジャーズで成功し、2019年のトレード期限直前にブレーブスに移籍した。米球界復帰後、マーティンは2021年にワールドシリーズを制覇。3400万ドル(約53億4300万円)を稼ぎ、重要な場面を任せられる投手として名声を得たとも述べている。
レンジャーズのクリス・ヤングGMは今オフ、重点的にブルペンを補強すると言及している。マーティンのように試合終盤で実績を残している投手を獲得できれば、安定感は増すだろうと記事は伝えている。38歳右腕は再び地元球団のユニホームにそでを通すのか。今後の動向が注目される。(Full-Count編集部)
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