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鷹・上沢直之が入団会見「熱意に僕の心が打たれた」 移籍後“初”の公の場…背番号「10」

Full-Count / 2024年12月26日 15時4分

入団会見に臨んだ上沢直之【写真:飯田航平】

■2023年オフに日本ハムからポスティングで移籍…NPB通算70勝

 ソフトバンクは26日、福岡市内のホテルで上沢直之投手の入団会見を行った。背番号は「10」となる。18日に獲得が発表されてから、初めての公の場となった。上沢はチームカラーの黄色のネクタイ姿で登場。「こうして福岡ソフトバンクホークスに正式に入団できてうれしく思っていますし、皆さんの前でお話しできてうれしく思っています」と気持ちを引き締めた。

 上沢は専大松戸高から2011年ドラフト6位で日本ハムに入団した。2018年には初の2桁勝利となる11勝を挙げ、2023年はリーグ最多の170イニングを記録するなど先発投手として通算70勝。同年オフにポスティングシステムで海を渡る決断をした。

 今年1月、レイズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加した。レイズからマイナーへの合流を通達されると、オプトアウト(契約破棄)を行使してレッドソックスに移籍。4月28日にメジャー初昇格を果たし、2試合に登板して勝敗は付かず。5月以降は3Aウースターで過ごし、マイナーでは20試合登板で5勝4敗、防御率7.63だった。

 米国での1年間は苦悩の日々でもあった。「なんとかアメリカの野球に適応しようと試行錯誤しながら、毎日苦悩する日々が続きました。うまくいくことがほとんどなかったので、そういう点では毎日野球のことを考えている生活というか。そういう中でも、アメリカでの野球で勉強になったことはたくさんありますし、これからの野球人生に生かしていかないといけないです」。

 また、入団にあたっては「何度かお会いさせていただいた時に、僕に対する役割、ビジョン、倉野さんとも話をして、こういう環境でホークスは優れているとたくさんお話いただいた。ホークスさんの熱意に僕の心が打たれたのが一番です」と理由を明かしている。

 倉野信次投手コーチの存在も大きかった。「アメリカでたくさん悔しい思いをしたと思うし、僕自身も適応しようと試行錯誤したんですけど。倉野信次さんもコーチの修行、勉強をされていた。色々とできることはあると思うから、しっかりとやっていこうと話をいただきました」という。

 日本ハム時代から何度も対戦してきた相手への入団。「僕が日本でプレーしている時から何度も対戦してきた。本当に手強いと感じていました。投げていても嫌なチームだというのが正直なイメージでした。それがこれからは味方になるので、頼もしく思っています」と笑顔を見せた。(Full-Count編集部)

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