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海外FA権行使の33歳獲得で煽り? 投手陣に逸材揃いも…オリ若手に求められる“奮起”

Full-Count / 2024年12月29日 12時46分

オリックス・高島泰都、九里亜蓮、川瀬堅斗(左から)【写真:北野正樹】

■海外FA権行使の広島・九里を獲得…若手投手の奮起にも期待

 思わぬ補強に成功した。オリックスは今オフ、広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー移籍を探索していた九里亜蓮投手の獲得に成功した。

 九里は2013年ドラフト2位で広島に入団。2021年に13勝をマークして最多勝のタイトルを獲得するなど、プロ通算260試合に登板して71勝67敗、防御率3.49の成績を残している。先発投手として、大きな故障もなくイニングを投げられるのが特徴の右腕だ。

 2021年からリーグ3連覇を果たしたチームだったが、2024年は規定投球回に到達した投手がおらず、5位に沈んでいた。経験豊富な33歳が、2年ぶりの王座奪還に向けて着々と準備を進める中、補強に煽りを受ける選手たちもいる。

 先発投手陣では椋木蓮投手、高島泰都投手、佐藤一磨投手、川瀬堅斗投手らの先発チャンスが減る可能性もある。救援陣の一角を担った古田島成龍投手が先発に転向する方針で、盤石の救援陣を誇る中、山岡泰輔投手、才木海翔投手の救援起用も示唆されている。登板機会増を狙う若手投手たちには、またしてもライバルが増えた形になった。

 野手ではドラフト1位で麦谷祐介外野手(富士大)を指名。2021年本塁打王のラオウこと杉本裕太郎外野手や、背番号を65に変更した福田周平外野手らが補強の煽りを受ける形になる可能性がある。

 2021年からリーグ3連覇を果たしたが今季は5位に沈んだだけに、戦力の“入れ替え”で上位浮上を狙うことも予想される。(Full-Count編集部)

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