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“死神の鎌”は「真っすぐに見える」 驚愕の「1002」試合…古田氏が明かす中日左腕の凄み

Full-Count / 2024年12月30日 20時0分

現役引退後、中日OB戦に登板した岩瀬仁紀氏【写真:荒川祐史】

■古田氏が分析…スライダーだけじゃない“武器”も

 野球評論家の古田敦也氏が、YouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演。ロッテOBの里崎智也氏ともに「古田・里崎セレクション」としてピックアップした12人の選手について語った。中日からは通算407セーブをマークした岩瀬仁紀氏が選ばれた。

 岩瀬氏はNPB最多となる通算1002試合に登板。中日の守護神として5度の最多セーブ、3度の最優秀中継ぎに輝いた。古田氏は岩瀬氏について「日本球界で1000試合投げているのは岩瀬だけなんですよ。それこそタフな感じ。もともと中継ぎで投げていた時も、まあたくさん投げていましたしね」と選出の理由を明かした。

 何度も対戦した古田氏は、「死神の鎌」とも呼ばれる魔球・スライダーについて「遠目からカッと掻く感じで、斜めに入ってくるんですけど、真っすぐに見えてビュッと曲がりますね」と回顧。「逆球のシュートも結構いいんですよ。(ストライクから)両サイドに逃げて、逆に両サイドから入れたりもするんですよね。だから右バッターはいつも芯から外れる」と説明した。

 クローザーは剛速球に加えてフォークなど縦の変化球を駆使する投手が多いなか、「(岩瀬は)横の動きで勝負だったんで、カウント悪くなったらスライダーを外からいれたり。(変化を調整して)甘く大きめのスライダーとかいろいろやっていたんじゃないですかね。本人と喋ると飄々としているんですよ。そのギャップも僕は嫌いじゃないです」と振り返った。(Full-Count編集部)

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