NPBに「早急に対応を」 WBC見据え…侍Jコーチが訴えるピッチクロックの“必要性”
Full-Count / 2025年1月2日 8時20分
■侍Jの吉見投手コーチがピッチクロックについて言及した
野球日本代表「侍ジャパン」の吉見一起投手コーチがFull-Countのインタビューに応じ、ピッチクロックについて「プロ野球でも早く採り入れてもらいたい」と語った。2026年3月に控える第6回にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、対応力向上の必要性を訴えた。
「練習では大丈夫だったけど、いざ試合で相手バッターが入ったときは違いました。台湾ラウンドでは比較的うまくいったんですけど、日本に帰ってきてからですね。リズムを崩した投手もいました」
準優勝に終わった11月の「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」では走者がいない場面に限り、20秒のピッチクロックが採用。日本では馴染みの浅いルールとあって苦しんだ投手もいた。
同23日に東京ドームで行われたスーパーラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦は9-6で勝利したものの、先発した早川隆久投手(楽天)が4回2死でピッチクロック違反。その打席で四球を与えると、次打者に適時打を許した。その後も審判の判定にも苦しみ、自己ワースト7四球でマウンドを降りた。
この試合後には井端弘和監督も「打者(の準備)を待っている状態でボールと言われたので。その辺は曖昧なんですけど」。吉見コーチも「東京ドームに来てから一定性がない。早川に関してはそこで集中できてなかったのかなと思うのでちょっと可哀想だった」と話していた。
■2026年WBCでも採用される見込み
ピッチクロックはメジャーでは2023年から導入されており、投手がボールを受け取ってから走者なしで15秒、走者ありで18秒以内に投球動作を開始しなければ、ボールが宣告される。2026年のWBCでは走者の有無に関わらず、ピッチクロックは採用される見込みだ。
「日本のプロ野球でも早く採り入れてもらいたいですね。実際に経験してみて、早急に対応してほしいと思いました」。吉見コーチはWBC連覇を見据え、NPBでの導入の必要性を述べた。投手にとっては勝敗を分ける引き金にもなりかねない大きな“壁”。現状では本番までに消化する国際試合で体感して、慣れていくしかないようだ。(湯浅大 / Dai Yuasa)
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