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巨人の元助っ人が“快挙” 1試合に9ポジション出場…引退目前の40歳は「メキシコの宝石」

Full-Count / 2025年1月1日 8時42分

巨人時代のルイス・クルーズ【写真提供:産経新聞社】

■ロッテや巨人などでプレーしたクルーズ

 ロッテ、巨人、楽天でプレーし、今季限りでの現役引退を表明しているルイス・クルーズ内野手が29日(日本時間30日)に行われたメキシカンウインターリーグの試合で全9ポジションを守る“快挙”を成し遂げた。

 同日の試合にマジョス・デ・ナボホアの一員として捕手→右翼→中堅→左翼→遊撃→二塁→一塁→三塁→投手で出場。同リーグの公式「Liga ARCO Mexicana del Pacifico」がX(旧ツイッター)にスペイン語で「焼き豚」を意味するクルーズの愛称を用いて「コチート・ナイト!」とコメント。さらに「マジョス・デ・ナボホアのルイス・クルーズは9ポジションで試合に出場した! おめでとう!」と投稿した。

 40歳のクルーズは初回に捕手として三盗を刺し、9回は投手として登板。打者4人に対して無失点で抑えたという。ファンも「歴史的な試合だ」と感動していた。

 23日(同24日)に公開されたドジャース専門ポッドキャスト番組「The Dodgers Bleed Los Podcast」で今シーズンで現役を引退することを明かしていたクルーズ。マジョス・デ・ナボホア公式ホームページでは29日(同30日)の試合について「歴史を作った……ルイス・アルフォンソ“コチート”クルーズは現役最後から2番目の試合で全9ポジションを守った」と見出しをつけ、「アルゴドネロス・デ・グアサベとのシリーズ2戦でルイス・クルーズは全9ポジションを守った。明日はメキシコ野球界の宝石、クルーズの引退試合とセレモニーが行われる」と伝えた。

 30日(同31日)の引退試合では6番三塁で出場し、3打数2安打の活躍で有終の美を飾った。クルーズは2014、2015年とロッテでプレーし、2年連続16本塁打を放ち、2015年は二塁手としてゴールデン・グラブ賞も受賞した。2016年から巨人でプレーするも、翌2017年7月に楽天へ金銭トレード。新天地でも出場機会に恵まれず、同年限りで退団していた。(Full-Count編集部)

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