異国で覚醒の二刀流、2軍日本一の立役者も 育成にも光る逸材…DeNAのプロスペクト
Full-Count / 2025年1月2日 8時5分
■2022年ドラフト4位の森下は左肘手術があったが2軍13試合で防御率1.32
DeNAは2024年、26年ぶりとなる日本一を成し遂げた。しかしリーグ3位からの下剋上であり、悲願のリーグ優勝を目指す上でも若手の台頭は必須。今回は1軍出場がまだ少ないがロマン溢れる「プロスペクト」5人を独自に選出した。
5位は育成左腕の庄司陽斗投手を選んだ。青森大から入団1年目ながらイースタン・リーグで21試合に登板して8勝5敗、防御率2.35のフル回転。球団初のファーム日本一に大きく貢献した。「ハマのウッディ」を横浜スタジアムで見る日も近いだろう。
同じく育成選手ながら、期待を込めて4位は蓮内野手。プロ2年目の2024年は同リーグ51試合で打率.279、1本塁打、13打点と着実に成長中。フルスイングが魅力の天性の長距離砲だ。3位は2024年に1軍デビューを果たした松本隆之介投手を挙げる。2020年ドラフト3位左腕は初登板となった10月5日の中日戦は5回6安打2失点の粘投。初白星どころか一気にブレークの予感が漂う。
2位は2025年にプロ2年目を迎える19歳・武田陸玖外野手とした。今オフ参戦した「2024アジアウインターベースボールリーグ」で投打二刀流でプレーし、投手としては4試合に登板して計4イニングを投げ無安打無失点8奪三振、野手としても10試合で打率.313を記録。とてつもないポテンシャルを秘めている。
1位は、森下瑠大投手だ。2022年ドラフト4位で入団した左腕は、2024年は8月に左肘のクリーニング手術があったが、イースタン・リーグ13試合で防御率1.32の好成績。プロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、これはファームで60イニング以上投げた65投手の中で最もいい数字だった。これらの選手が1人でも多く1軍で躍動すれば、順位は上がっていくはずだ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
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