“投手・大谷翔平”は復帰イヤーで10勝 米データ会社が予測、見据える4度目の戴冠
Full-Count / 2025年1月2日 7時10分
■24先発できれば2度目…「Steamer」が予測
大谷翔平投手はドジャースに移籍した昨季、右肘手術の影響で打者1本に専念した。10年総額7億ドル(当時1014億円)の契約の重圧を一切感じさせず、54本塁打&130打点の2冠、前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成した。来季は投手として復活し、二刀流でプレーする。約1年半ぶりのマウンドでどんな活躍を残すのか。米データシステムは好意的な見立てのようだ。
メジャーリーグでは、過去の成績や打球傾向、打席内容、年齢などに基づいてパフォーマンスを予測するシステムが確立している。米データサイト「ファングラフス」でも採用されており、今回は「Steamer(スチーマー)」の2025年成績予測を見てみる。
同システムによると、“投手・大谷”は24試合に先発し、10勝7敗、防御率3.49、奪三振率10.50、139回1/3を記録すると予測した。大谷が24先発以上したのは規定投球回をクリアした2022年のみで、ほぼフル稼働していると見ている。今年3月18、19日には東京ドームでカブスとの開幕戦が行われるが、デーブ・ロバーツ監督は登板回避を示唆した。右肘手術明けとあり、またドジャースも規定投球回をこなすような投手運用をしていないことを鑑みれば、規定投球回未満は納得とも言える。
一方で打者では43本塁打、104打点の2冠と分析されており、投手成績は少しおとなしいものともいえる。とはいえ、勝利貢献度WARは投手で2.8、打者で5.4を残すとみている。合算したWAR8.2は、オフに大谷を抜いて歴代最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1200億円)の契約を結んだメッツのフアン・ソト外野手(6.5)、同僚のムーキー・ベッツ内野手(6.1)を上回り堂々の1位だ。
過去には予測成績を何度も上回ってきた大谷。仮に同社のシステム通りだとしても、史上2人目となる4度目のMVP受賞は近いかもしれない。まずは順調に復帰することに期待するばかりだ。(Full-Count編集部)
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