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ド軍入り“韓国逸材”の「大きな疑問点」 米サイト指摘…ユーティリティに待つ熾烈な争い

Full-Count / 2025年1月4日 10時53分

ドジャース入りしたキム・ヘソン【写真:Getty Images】

■ドジャースはキム・ヘソンを3年19.6億円で獲得

 ドジャースは3日(日本時間4日)、KBO(韓国プロ野球)キウムからポスティングシステムを利用した金慧成(キム・ヘソン)内野手を3年1250万ドル(約19億6600万円)で獲得したと発表した。“韓国の逸材”と称される25歳だが、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は打力を疑問視した。

 キム・ヘソンはKBOで4年連続ゴールデングラブ賞を受賞。同メディアは「固い二塁守備に加え、遊撃手としても起用することができる。また、プロ通算7シーズンで一度も20盗塁を下回ったことがない。ユーティリティ選手として、守備力と走力は比較的高い水準でプレーできるだろう」と評価する。

 一方で「大きな疑問点として、MLB投手に対応できるだけの打撃があるか」と投げかけた。「2022年から2024年まで打率.326、出塁率.384をマークしているが、パワーをあまり発揮したことはない。2024年は(キャリアで)初めて2桁本塁打を達成したが、ISO.132はリーグ平均を下回る数字だ。レギュラーとして活躍するだけのパワーのない選手と見られても仕方ないだろう」と指摘した。

 パドレスをFAとなったキム・ハソンを比較対象に「KBO最終年に138試合で30本塁打とパワーを発揮しながらも、MLB移籍してからはコンタクト重視のスペシャリストとして知られるようになった。MLBでの4年間でISO.137はリーグ平均で15%も下回る成績だ」と分析した。

「現時点でスタメンを確約されていない」というように、ドジャースの二塁にはギャビン・ラックス、遊撃にはムーキー・ベッツ、三塁にはマックス・マンシーがいて、遊撃には守備職人のミゲル・ロハス、ユーティリティのクリス・テイラー外野手もいる。中堅のトミー・エドマン外野手も内野の全ポジションを守ることも可能だ。

 同サイトは「スーパーユーティリティ選手のキムは、代打要員よりも多くの役割を与えられるだろうが、ドジャースのロースターには才能豊かな選手で溢れているので、熾烈な争いになる。出場機会を確保するには、(活躍で)勝ち取らないといけない」と展望を綴った。(Full-Count編集部)

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