“最少”の16止まりの大砲…V貢献左腕がまさかの4勝&球速低下も 復活期待の虎戦士
Full-Count / 2025年1月5日 7時20分
■2位に終わった2024年の阪神…不調に終わったV戦士
阪神は2023年には38年ぶりとなる日本一に輝いたが、2024年はリーグ2位となりクライマックスシリーズではDeNAに敗れた。優勝に貢献した選手の中には、大きく調子を落とした選手も。藤川球児監督のもと、実力者の復活に期待が集まる。
2023年に10勝を挙げ、“左のエース”として存在感を見せた伊藤将司投手だったが、今季は4勝、防御率も大きく増え4.62でシーズンを終えた。プロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、直球の平均球速は139.1キロで2023年より約3キロ低下、8.1だったフォーシームのPitch Valueは-4.8になるなど、指標面でも数字を大きく下げた。
同じ左腕の岩貞祐太投手はプロ入り後ワーストとなる2試合の登板に終わった。2023年は25ホールドをマークするなど、2年連続で50試合登板とブルペンを支えていたが、2024年は8月になってようやく1軍で今季初登板。しかし2戦目で1イニングを投げ切れず2失点し、ファーム再調整となった。
野手では佐藤輝明内野手がプロ入り後最少の16本塁打でシーズンを終えた。得点圏ではプロ入り後最高の打率.322を記録したが、好不調の波があり、守備では23失策を記録してしまった。優勝奪還へ、猛虎打線の中心には佐藤輝の存在が欠かせない。
日本一打線で“恐怖の8番”として打率.267をマークしてベストナインにも輝いた木浪聖也内野手は、打率が.267から.214に低下。6月には死球で左肩甲骨を骨折するアクシデントにも見舞われた。小幡竜平内野手や山田脩也内野手らベンチや2軍にはポジションを狙う選手がいるだけに、実績ある打撃成績でもう一度差を見せつけられるか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
異国で覚醒の二刀流、2軍日本一の立役者も 育成にも光る逸材…DeNAのプロスペクト
Full-Count / 2025年1月2日 8時5分
-
セ断トツの“10.1”…巨人36歳は「まだ終わらん」 色褪せぬ存在感に「神ですよ」
Full-Count / 2024年12月15日 11時18分
-
23歳逸材の“浮き上がる速球”が「マジでエグい」 朗希超えのNPB最強数値“2.69”
Full-Count / 2024年12月14日 19時17分
-
広島に忍者誕生「変態すぎる」 ファンを驚かせた1年…源田も超える12球団トップの「11.5」
Full-Count / 2024年12月13日 16時28分
-
巨人菅野が記録した自己最高「8.5」 35歳でも続ける進化…復活の裏側に2倍増の“魔球”
Full-Count / 2024年12月13日 13時51分
ランキング
-
1松山英樹の優勝直後に米生放送で“事故” 放送禁止用語に司会「失言あった」「聴取受けるだろう」
THE ANSWER / 2025年1月6日 13時33分
-
2高梨沙羅がスキー板の長さ違反で失格に 22年北京五輪ではスーツ違反で悪夢 ジャンプW杯女子個人第9戦
スポニチアネックス / 2025年1月7日 0時47分
-
3楽天・石井一久GM復帰発表でさっそく大炎上!《呆れる》《愛想が尽きる》《誰も望んでない》と非難轟々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月6日 17時55分
-
4J1で昨季10ゴール…21歳FWが海外移籍へ ファン衝撃のチーム離脱「早すぎる」「世界ではばたけ」
FOOTBALL ZONE / 2025年1月6日 18時54分
-
5松山英樹Vの裏で…痛恨の勘違いで5200万円逸 誤球で2打罰、米メディア指摘「大きな代償払った」
THE ANSWER / 2025年1月6日 21時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください