栄光知る男たちが次々“低迷”… 12発から激減の33歳、広島のカギ握る元盗塁王
Full-Count / 2025年1月5日 12時59分
■チーム最年長の松山は“代打の切り札”としての奮起に期待
2016年から3年連続でリーグ優勝を果たした広島。2018年以降の6年間はBクラス5回と低迷が続いている。もう一度歓喜を味わうためには、球団初の3連覇に貢献した選手の復活が欠かせない。
真っ先に名前があがるのは田中広輔内野手。2016年からの3連覇では、リードオフマンとして活躍し遊撃でフルイニング出場。2017年には盗塁王(35個)、最高出塁率(.398)のタイトルを獲得した。しかし2019年は打撃不振に陥り、打率.193。以降も怪我などの影響もあり、かつての輝きを取り戻せないでいる。実績は十分なだけに、35歳の奮起が待たれる。
39歳でチーム最年長の松山竜平外野手も優勝の味を知る1人。2017年に打率.326、14本塁打、77打点。2018年には打率.302、12本塁打、74打点を記録した左のスラッガーだが、年々スタメン出場の機会が減り、ここ数年は代打としての起用が続く。しかし昨季の得点圏打率は.171。チャンスでの一振りに磨きをかけ、もう一度、代打の切り札として君臨したい。
16年目を迎える堂林翔太内野手は、2023年に打率.273、12本塁打、35打点を残し4番で起用されるケースも多かったが、昨季は打率.230、1本塁打、17打点と低迷。持ち味である長打力と勝負強さを取り戻し、選手会長としてまだまだ元気な姿を見せたいところだ。
守護神として3連覇に貢献した中崎翔太投手も、状態が万全なら大きな戦力になる。昨季は24試合に登板し、防御率1.94と安定した投球を見せただけに、若い選手が増えたブルペンの精神的支柱としての活躍に期待したい。(Full-Count編集部)
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