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内野は誰も決まらず? 5球団競合ドラ1がもたらす変化…侍J&ベストナインにも“危機感”

Full-Count / 2025年1月5日 17時45分

楽天・村林一輝、宗山塁、小深田大翔(左から)【写真:小林靖、加治屋友輝】

■三塁は浅村が99試合、鈴木が40試合で出場

 惜しくもリーグ4位に終わった楽天。今年のドラフトでは5球団競合の末に、宗山塁内野手(明大)の指名に成功した。“逸材”が守るであろう二遊間はハイレベルな争いになりそうだ。そして、内野の“シャッフル”が起こる可能性もある。

 2024年は、小深田大翔内野手が二塁で131試合、村林一輝内野手が遊撃で138試合と確固たるレギュラーとなった。小深田はベストナイン&ゴールデン・グラブ賞、村林も11月に行われたプレミア12の「侍ジャパン」に選出と飛躍を遂げた。その牙城に、宗山が挑むことになる。

 宗山はドラフト前、各球団スカウトから「獲得できればショートは10年どころか15年安泰」と言われた大器。昨年3月6、7日の欧州代表戦には大学生ながら野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームに招集されている。即戦力ドラ1が二遊間に殴り込みをかける格好だが、ポジションはわずか1。3人のうち1人は別のポジションに移る可能性もあるだろう。

 内野の他のポジションを見ると、三塁は今季、浅村栄斗内野手が99試合、鈴木大地内野手が40試合に出場した。もっとも浅村は指名打者の出場も35試合で、鈴木も一塁で76試合に出場しており、絶対的な存在はいない。オフは豪州ウインターリーグで武者修行している黒川史陽内野手も、一塁・二塁・三塁をこなすことができ、内野各ポジションで“渋滞”が起きている。

 最終的には、宗山が二遊間で定位置を掴めるかどうかで全体のラインナップが見えてくるだろう。果たして抜け出す選手は誰になるだろうか。(Full-Count編集部)

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