巨人戦力外で“不退転の覚悟” オリ育成28歳が丸刈りを続ける理由…「本当に最後」
Full-Count / 2025年1月5日 8時20分
■オリックス・育成の香月「本当に最後のシーズンだと思って」
不退転の決意を形に込めた。オリックスの育成・香月一也内野手は昨季の1年間を丸刈りで通して支配下選手登録を目指した。願いは叶わなかったが、再契約を果たし、28歳のスラッガーがプロ11年目のシーズンに臨む。
「年齢も年齢なので、契約していただいたことに感謝しています。支配下になるだけではなく、開幕から1軍のレギュラーを獲る気持ちでいます。チームの力になることが恩返しになると思っています」。寒風が吹き抜ける大阪・舞洲の球団施設で、トレードマークにもなった丸刈りの香月が口元を引き締めた。
香月は福岡県出身。大阪桐蔭高時代は内野手として1年秋からベンチ入り。メジャーに挑戦している藤浪晋太郎投手と、再びチームメートとなった森友哉捕手を先輩に持ち、3年夏の甲子園大会に「3番・三塁」で出場。3回戦の八頭戦(鳥取)では6打数4安打を放つなど、優勝に貢献した。
2014年ドラフト5位でロッテに入団し、2020年シーズン途中にトレードで巨人に移籍。2023年シーズン終了後に戦力外通告を受け、オリックスに育成契約で入団した。新天地では、開幕から2軍で1割台の打率が続きセールスポイントの長打力を生かせないまま、支配下選手登録を逃してしまった。しかし、支配下登録期限の過ぎた8月1日以降、54打数21安打の打率.389、2本塁打、9打点とアピールして再契約にこぎつけた。
「スタートが全然ダメで、支配下にならなければいけない、やばいやばいと思っていた自分がいました。8月以降は、もういいや、というか悔いのないように自分のやってきたことを一生懸命に試合で出そうとだけ考えていました」
2023年の秋季キャンプに丸刈りで入団テストに臨んだ。ロッテや巨人時代も頭を丸めたことはあるが、1年間を通したことは初めて。「気持ちを込めたという部分は、正直あります。(髪型など)そんなことに時間を費やしているヒマも、髪の毛をチャラチャラする時間はありません。家で(手入れも)できますから。森さんといろんな話をして、改めて1軍で一緒にプレーしたいと思いました。本当に最後のシーズンだと思って、結果にこだわってやりたい」。ひたむきにバットを振り続ける。(北野正樹 / Masaki Kitano)
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