12年ぶりの0HR…柳田悠岐も口にする“危機感” 復活が期待される鷹の実力者たち
Full-Count / 2025年1月6日 17時43分
■柳田は2025年から左翼に転向…実績誇るも「レギュラーが目標」
ソフトバンクは2024年、2位に13.5ゲーム差をつけてリーグ優勝を果たした。正木智也外野手や川村友斗外野手ら、若手たちが次々と台頭。一方で、怪我に苦しめられるなど、2025年に復活を期す選手も少なくない。一番は、プロ15年目を迎える“チームの顔”。柳田悠岐外野手だろう。
5月31日の広島戦(みずほPayPayドーム)で内野ゴロを放ち、全力疾走をした際に右太ももを負傷。最終的にはシーズン52試合の出場で打率.286、4本塁打、35打点に終わった。シーズン中の復帰は絶望的とも思われた中で、9月30日に1軍昇格。ポストシーズンでもスタメンに名を連ねて、DeNAとの日本シリーズではバックスクリーンへ本塁打を放った。2025年はシーズン通しての活躍を狙う。
柳田は過去、中堅と右翼を守ってきた。負担軽減を目的とし、2025年に小久保裕紀監督は左翼に転向させることを明言。背番号9は「レギュラーとして出続けることが目標です」と話すが、山川穂高内野手、近藤健介外野手らと形成する打順は相手チームにとって間違いなく脅威となる。和田毅投手が現役引退したことで、2025年からはチーム最年長。指揮官の期待に応えながら、グラウンドに立ち続けてチームの勝利に貢献したい。
柳田同様、中村晃外野手にも復活の期待がかかる。2020年から4年連続で一塁手でゴールデングラブ賞を獲得するも、山川の加入もあって出場機会が減少した。2024年は101試合で打率.221、0本塁打、16打点の成績。0本塁打はレギュラー定着前の2012年以来12年ぶりだった。主に代打としての出場が続き「代打のやりがいとしては、1打席でチームを勝利に導けるというのはある。その反面、難しさもありました。この経験をしたことを来年また生かせたら」と話していた。
本拠地では、登場曲が流れるたびに大歓声が上がった。持ち前の勝負強さを発揮する姿を、ファンは望んでいる。若手選手の台頭にも期待がかかるが、ベテラン選手の存在感もリーグ連覇には欠かすことができない。(Full-Count編集部)
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