イチロー氏が“近づく”史上2人目の快挙 正式発表まで半月…続々明らかになる米記者の支持

マリナーズ時代のイチロー氏【写真：Getty Images】

■日本人初の殿堂入りは確実視、野手では初の満票選出となるかが焦点

　2025年の米野球殿堂入りが確実視されているイチロー氏は史上2度目の満票選出となるか。MLB公式サイトなども活用するトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では投票の26.5％にあたる103票の内容を公開しており、イチロー氏は得票率100％となっている。

　すでに2024年12月31日（日本時間1月1日）で投票は締め切りに。5日（同6日）に公開された投票結果では103票のうちイチロー氏は得票率100％をキープ。2019年のマリアノ・リベラ氏に次いで2人目、野手では初となる満票選出の期待が高まる。

　イチロー氏以外に殿堂入りラインをクリアしているのは、通算251勝を挙げたCC・サバシア氏（89.3％）、通算422セーブで資格最終年のビリー・ワグナー氏（85.4％）、通算435本塁打＆312盗塁のカルロス・ベルトラン氏（75.7％）となっている。楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ氏は72.8％となっている。

　野球殿堂入りはメジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75％以上を集めると殿堂入りとなる。1月21日（同22日）に発表される。（Full-Count編集部）