最弱球団に有望株“奪われた”ド軍 米誌が指摘した佐々木朗希との「連鎖反応」
Full-Count / 2025年1月14日 12時29分
■Wソックスがパティーノを8900万円で獲得へ
ホワイトソックスが有望株のオルランド・パティーノを獲得する。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が13日(日本時間14日)、「ドジャースは15日に獲得する可能性のあった選手をまた失った。ホワイトソックスは土壇場でパティーノを獲得する。6フィート2(188センチ)の外野手は、交渉解禁時にドジャースと契約する予定だった」と報じた。
同誌は「ベネズエラ出身のパティーノはドジャースと40万ドル(約6300万円)で契約する予定だったが、ホワイトソックスと57万ドル(約8900万円)で契約するとみられている」と説明した。
188センチ、97キロの体格を誇る右の強打者を「(素早い)スイングスピードで打球を飛ばすことが出来る、右翼で強肩を発揮できる両翼の選手だ」と高く評価する。
25歳未満の海外選手との契約は米東部時間15日午前9時(日本時間15日午後11時)に再開される。ロッテからポスティングシステムを利用した佐々木朗希投手の行方も注目を集めており「ササキが契約を保留していることによって連鎖反応を起こしている。(佐々木の争奪戦に)残っていると考えている球団は、仮契約した(国際FA)選手との契約を保留しないといけないからだ」と説明。
「多くの合意はそのままになっているが市場では緊張関係が生まれており、選手やコーチは他球団のオファーを考え始めている状況だ。他球団のトライアウトを受ける選手も複数存在する」と同誌。佐々木と契約する球団はプールの資金を使い果たすことが濃厚のため、契約金を提示されない状況(契約破棄)のリスクを避けたい選手は他球団と契約しているのだ。
ドミニカ共和国出身のダレル・モレル内野手も、当初はドジャースと契約することになっていたというもののパイレーツへ。同誌は「パティーノはドジャースが国際FA市場で逃した2人目の選手とみられている」と指摘。昨季MLBワーストの121敗を喫したチームに“奪われた”形となった。(Full-Count編集部)
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