イチロー氏の“107”に不安要素 殿堂入り確実も…米名物記者が指摘「単打を量産」
Full-Count / 2025年1月15日 14時40分
■通算3000安打&打率3割&500盗塁はイチロー含めて5人だけ
21日(日本時間22日)に発表が予定されている米野球殿堂入り。有資格1年目のイチロー氏は“一発殿堂入り”が濃厚と目されている。焦点は満票か否か。残り1週間に迫り、米メディアでも議論が活発。米著名記者は満票の“足枷”になる要素を指摘している。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は14日(同15日)、「米野球殿堂候補者1年目が殿堂入りすべき理由。殿堂入りすべきではない理由」と題し、同専門誌の名物記者トム・ベルドゥーチ氏の記事を寄稿した。
同氏はイチロー氏の殿堂入りすべき理由として「簡単だ。(通算)3089本、打率.311、509盗塁は魔法のような数字だ。通算3000本安打を達成し、生涯打率.300以上、500盗塁(以上)を達成したのは、その他にタイ・カッブ、エディ・コリンズ、ホーナス・ワグナーとポール・モリターしかいない」と、キャリアの圧倒的な数字を紹介。さらに「10年連続で球宴に出場し、その間に7度のリーグ最多安打、そして2001年にMVPと新人王を獲得した。もちろん、NPBでプレーした期間を含めると、彼はプロで最もヒットを打った選手だ」と続けた。
一見すると“穴”がないように見えるイチロー氏のキャリア。では「殿堂入りすべきではない理由」は何か。同氏は「イチローは単打を(量産し)、四球をあまり選ばなかった。ヒットのうち81%は単打で、この数字は(ツインズで活躍し、殿堂入りした)ロッド・カルーの79%を上回る数字だ」と指摘する。
さらに「(イチロー氏が殿堂入りすれば通算)OPS+107は両翼の選手で最悪の成績になる」。「通算塁打数(3994)と通算四球(647)はスティーブ・フィンリー(4157、844)、ジョニー・デーモン(4214、1003)、ラスティ・スタウブ(4185、1255)よりも少ない数字」とし、殿堂入りしていない選手たちよりも劣っている部分があるという。
27歳からメジャーキャリアをスタートさせ、大きな故障なく数々の記録と記憶を積み上げた。果たして“マイナス材料”があっても、2019年のマリアノ・リベラに次ぐ2人目の満票殿堂入りとなるのか。答えは1週間後に判明する。(Full-Count編集部)
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