パ・リーグ「スポーツ転職フェア」が開催 13企業33求人が集結…相談会も実施
Full-Count / 2025年1月15日 21時30分
■「パ・リーグ スポーツ転職フェア2024冬 by doda」が開催
毎年恒例、スポーツ業界の合同転職イベント「パ・リーグ スポーツ転職フェア2024冬 by doda」が、昨年12月6、7日の2日間でオンライン開催された。同イベントは、パ・リーグ6球団をはじめ、スポーツ関連企業が一堂に会する、中途採用イベント。2018年から毎年開催され、企業側と求職者双方からの要望が多く、2023年より年2回開催に。毎回多数の内定実績があり、今回で9回目の開催となる人気の転職イベントとなっている。
今回は下記13企業が出展し、33求人が集まった。プロ野球球団だけでなく、競技を超えてさまざまな企業が出展していることが特徴。企業説明会やトークセッションなどで、スポーツビジネスへの知見を広げることができる。
出展企業は「株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」「株式会社楽天野球団」「株式会社西武ライオンズ」「株式会社千葉ロッテマリーンズ」「オリックス野球クラブ株式会社」「福岡ソフトバンクホークス株式会社」「パシフィックリーグマーケティング株式会社」「株式会社横浜DeNAベイスターズ」「株式会社千葉ジェッツふなばし」「トヨタアルバルク東京株式会社」「株式会社博報堂DYスポーツマーケティング」「ファナティクス・ジャパン合同会社」「ぴあ株式会社」の13企業となった。
各企業の説明会では、約30分の持ち時間で会社概要や経営理念、今回の募集職種などについて説明。その後は、参加者からの質問に時間の許す限り回答した。
「福岡ソフトバンクホークス株式会社」の企業説明会では「総務人事本部人事部部長」の笠美由紀さんが登壇。ホークスのビジネスと強み、組織図と各部署の仕事内容を紹介した。質疑応答では、「ホークスのような人気チームでは応募も多いかと思いますが、内定を掴むのはどのような人材ですか?」と問われると「ビジネスのご経験があるのは当然ですが、どれだけホークスに入りたいか、ホークスで仕事がしたいか、ホークスで何を成し遂げたいか、を面接の中で志望度をアピールしていただきたい。ホークスにどれだけ興味をもっていただいているかをこちらが感じられるかといったところだと思います」と、面接でのアドバイスを伝えていた。
その他にも、社内の雰囲気や同社の行動方針、働き方、研修の有無、福利厚生など、参加者から質問が飛び交い、入社後の姿をイメージできるような30分間を終えた。「まずはアプローチしていただければ、隅々までレジュメを拝見しますので、ぜひお話しできたらと思っています」と締めた。
■転職のノウハウや、実際にスポーツ業界への転職を経験した方の話を聞くことができる
イベントでは企業説明会のほか「転職ノウハウセミナー」や「ホンネトーク ~転職者座談会~」といったスペシャルコンテンツも開催。転職のノウハウや、実際にスポーツ業界への転職を経験した方の話を聞くことができる。
「ホンネトーク ~転職者座談会~」は「オリックス野球クラブ株式会社」の乾駿斗さんや「パシフィックリーグマーケティング株式会社」の鈴木悠太さん。そして「株式会社博報堂DYスポーツマーケティング」の守本公保さんをゲストに迎えた。どのような経緯で入社したのか、実際にどんな仕事をしているのか、仕事のやりがいなど、さまざまなテーマでトークが繰り広げられた。
「オリックス野球クラブ」の乾さんは「スポーツビジネスという観点では、他のスポーツもそうですが、海外で行われていることなど、さまざまなスポーツビジネスを学ぶことが大事だと思います。浅く広くでも良いので勉強することで、新たな発見があると思います」と、スポーツ業界への転職を目指す参加者たちにアドバイスした。
1年半前に「スポーツ転職フェア」を視聴したことをきっかけにPLMに入社した鈴木さんは「スポーツ業界で働くという選択肢が頭の中に無かった状態から、今の仕事に就けています。選択肢を自身で狭めることなく、スポーツ業界を広い視野で見ていただければ、それぞれの合ったところに就けるのではないかと思います」と自身の転職経験を添えてメッセージを送った。
博報堂DYスポーツマーケティングの守本さんは「スポーツの仕事にもいろいろあります。今あるスポーツの価値を上げていくという仕事もありますし、今あるスポーツの価値でどうスポンサーを付けていくかという切り込み方もあります。メーカーもあればイベント運営など多岐に渡るので、スポーツ業界で何がしたいのかを考え、それに合わせて求人を探していくのが良いと思います」と締めた。
実際にスポーツビジネスの最先端で活躍している人材の話を聞き、現場の情報を得ることで転職活動に生かすことができる「パ・リーグ スポーツ転職フェア」。スポーツを仕事にしたい方は、まだ求人募集中の企業があるので、ぜひアプローチしてみてはいかがでしょうか。(「パ・リーグ インサイト」東海林諒平)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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