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大谷翔平ら“引き寄せた”ベッツ ライバル球団記者が絶賛するド軍の手法

Full-Count / 2025年1月16日 11時36分

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

■ベッツの獲得が「真の勝者になる助けになった」

 ドジャースは2013年からの12年間で地区優勝を11度、ワールドシリーズ制覇を2度果たすなど黄金時代を築いている。常勝軍団を形成できたのはなぜか、同地区ジャイアンツの地元紙記者が検証している。

 米紙「サンフランシスコ・スタンダード」のティム・カワカミ記者がX(旧ツイッター)を更新。ジャイアンツは過去に生え抜きの優れた選手とそれを補完するトレードで優勝したこともあったが、通算762本塁打のバリー・ボンズの後には「真のスター選手」と契約していないと指摘するファンに対して、次のように答えた。

「まずは(傘下マイナーの)システムから始めないといけない。ドジャースは鬼のようにお金を使っているけど、ベッツをトレードで獲得するだけの有望株を抱えていた。シーガー、ビューラー、ウィル・スミス、カーショー、その他の選手を育てた」

 コーリー・シーガー内野手は2021年オフにFAとなり、レンジャーズと10年3億2500万ドル(約508億6300万円)で契約した。ウォーカー・ビューラー投手は今オフにレッドソックスへ移籍。スミスは正捕手として君臨し、FAとなっているクレイトン・カーショー投手は、これまでドジャース一筋で通算212勝を挙げ、球団のレジェンドとして地位を確立している。

 さらに「ベッツを獲得したことが、彼らが真の勝者になる助けになった。それがフリーマン、オオタニ、ヤマモトを獲得するための環境を作り上げた」と解説している。

 ムーキー・ベッツ内野手は2020年2月、交換トレードでデビッド・プライス投手とともにレッドソックスからドジャース入りした。ドジャースからはアレックス・ベルドゥーゴ外野手(ヤンキースFA)、ジーター・ダウンズ内野手(現ソフトバンク)、コナー・ウォン捕手がレッドソックスへ移った。

 大物の“対価”になり得る有望株がいたからこそベッツを獲得でき、フレディ・フリーマン内野手、大谷翔平投手、山本由伸投手らの加入に繋がったと分析している。(Full-Count編集部)

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