非力な小中学生でも“打球を飛ばす”コツは? 大阪桐蔭元主将が推奨する「反動活用」
Full-Count / 2025年1月18日 7時50分
■春夏連覇を経験した大阪桐蔭高校の元主将・水本弦が伝える飛距離アップ法
バッティングで“反動”を利用することは、決してマイナスではない。特に筋力が十分ではない小・中学生ならばなおさらだ。大阪桐蔭高校の元主将で現在は「Amazing・ベースボールパートナー名古屋校」の塾長を務める水本弦さんは、「動から動」の打撃フォームを少年野球の子どもたちに推奨している。
水本さんは大阪桐蔭の主将として甲子園春夏連覇を成し遂げ、亜大、東邦ガスとアマチュア野球界のトップレベルを経験した。現在は主に小・中学生を対象とした指導者として、自身の経験や技術を惜しみなく選手たちに伝えている。
少年野球、特に学童の段階では、身長、体重などの体格差がアドバンテージになりやすい。技術以上に“早熟”の選手が活躍しがちだが、逆に高校などカテゴリーが上がると伸び悩む選手も多く見られる。だからこそ、早い段階から“打球を遠くに飛ばす”ことを諦める必要はない。
そのために水本さんは低学年の指導で大切にしているのが、体を動かした状態から力を出して、次の動きにつなげる「動から動」の意識だという。筋力が十分でない選手が、0から100の力を出すのは難しく、体にも負担が大きくなる。反動をうまく生かす打撃を習得することでスイングスピードが上がり、必然的に打球を強く遠くに飛ばせるようになるという。
そのポイントは、まず足の使い方。足でリズムを取りながら投球を待ち、前足で地面を蹴った力で軸足に体重を乗せていく。もう1つが、バットのヘッドを少しだけ投手側に傾けて構えておくこと。スイングの際に自然とグリップエンドが先に出て“ヘッドが遅れる”ことで、バットが加速しスイングスピードが速くなるという。
両足を地面にベタ着きにした構えだと、動きのない状態から体重移動をすることになり、間やタイミングが取りづらくなる。体の力を上手に伝えられず“ぎこちないフォーム”になる可能性が高い。「動から動」のコツをつかめば、打撃だけでなく守備、走塁にも生かすことができるはずだ。(First-Pitch編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
浅野翔吾、単独自主トレ先の地元へ恩返しは「全戦出場」と1954年以来の「香川での巨人戦開催」
スポーツ報知 / 2025年1月12日 5時0分
-
球速アップへ「腕を力いっぱい振る」は誤解 最速150キロ超を実現する“2つの部位”
Full-Count / 2025年1月10日 7時5分
-
打球の飛距離が伸びる“ヘッドの遅れ”をどう作る? スイング速度を上げる「下半身感覚」
Full-Count / 2025年1月7日 7時5分
-
首位打者指摘…流行の打撃スイングは「ヘッドが下がる」 小学生に伝える“2つの素振り”
Full-Count / 2025年1月6日 7時5分
-
引退した野球選手の必須スキルは「学歴」でも「資格」でもない…甲子園連覇の「大阪桐蔭主将」が選んだ"意外な道"
プレジデントオンライン / 2025年1月5日 11時15分
ランキング
-
1豊昇龍 綱獲り場所で1敗キープ 照ノ富士の引退に「ビックリ」 昇進逃せば来場所32年ぶりの横綱空位
スポニチアネックス / 2025年1月17日 19時21分
-
2【卓球】張本智和・松島輝空ペアが男子ダブルスで優勝 ストレートで相手ペア下す【WTTコンテンダーマスカット2025】
日テレNEWS NNN / 2025年1月17日 20時12分
-
3【初場所】尊富士が5勝目 照ノ富士に恩返しを誓う「横綱なしではやっていけなかった」
東スポWEB / 2025年1月17日 18時2分
-
4巨人痛恨!FA甲斐拓也と引き換えに被る“大損害”…人的補償の伊藤優輔は阿部監督の「秘密兵器」だった
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月17日 11時24分
-
5マンUのレジェンド、デニス・ローさん死去 84歳 チャールトン、ベストと60年代に黄金期築く
スポニチアネックス / 2025年1月18日 7時57分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください