“韓国の至宝”に浮上したヤンキースの噂 母国メディアもニヤリ「ぴったりだ」

パドレスをFAとなっているキム・ハソン【写真：Getty Images】

■キム・ハソンはFOXスポーツのまだ市場に残るFA選手として紹介された

　パドレスからFAとなった金河成（キム・ハソン）内野手は1月中旬になっても新天地が決まっていない。母国メディアでも毎日のように“不安”の声が広がっているが、米大手メディアではヤンキース移籍の可能性を指摘している。

　米スポーツメディア「FOXスポーツ」は16日（日本時間17日）、「10人の主なFA選手が最もフィットする球団は？」と題した記事を寄稿。キム・ハソンは全体7位に選ばれ、最適球団にヤンキースをあげた。記事ではフアン・ソト外野手をメッツに奪われたものの補強を展開したが、「グレイバー・トーレスが抜けた二塁は大きな穴になっている」と指摘する。そしてチームにはアーロン・ジャッジ外野手の前を打つ出塁能力の高い選手が必要で、ボール球スイング率の低いキム・ハソンはうってつけだとした。

　さらに、昨季のヤンキースは走塁指標でメジャーワーストを計時。また、ワールドシリーズでも拙守で試合を落としたことは記憶に新しい。その点、「高い野球IQを備え、守備での多様性を持つキム・ハソンはチームに新鮮な息を吹き込む」と絶賛する。そして最後に「ヤンキースは今、より華やかなFA選手の補強が必要ではない。キム・ハソンのように攻撃生産性を静かに変えることができる、ダイナミックですべてを遂行できる守備職人が必要だ」と、その重要性を訴えた。

　韓国メディア「スターニュース」も「FOXスポーツ」の記事を引用して動向を伝えた。そして球界OBのAJ・ピアジンスキー氏が、キム・ハソンが「ヤンキースにぴったりの選手と言える」と主張したことを伝え、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」でも「キム・ハソンは（ヤンキースの二塁として）良い選択肢になる」にも言及。「多用な面でもキム・ハソンはヤンキースがぴったりだ」と綴った。（Full-Count編集部）