佐々木朗希の欠点を米指摘「めったに成功していない」 懸念される200の壁…日本との違い
Full-Count / 2025年1月19日 16時39分
■球種の少なさ、投球回数などを指摘
ドジャースとマイナー契約で合意した佐々木朗希投手は活躍できるのか。日本時代から史上最年少での完全試合を成し遂げ“令和の怪物”と称された逸材だが、シーズン完走経験がないなど課題も。米ヤフースポーツは「エリートな才能ではあるが、完成品ではない」と題して指摘した。
佐々木は2022年に20歳5か月で完全試合を達成。プロ野球新記録となる13者連続奪三振を含む1試合19奪三振の偉業も成し遂げた。さらには野球日本代表「侍ジャパン」の一員として2023年WBCで世界一に貢献。23歳ながら数多くの実績を引っ提げてドジャースとマイナー契約を結んだ。
一方で、同記事では「とんでもない契約を得たのは否定できないが、ササキはヤマモトがMLBに来た当時の彼(山本)程の投手というわけではないということを、理解するのは重要だ」として、球種の少なさを指摘した。
山本はカーブの他に、スプリット、チェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球を投げわけ、調子によって配分を変えていた。一方で佐々木は主に直球とフォークが中心でスライダーを少し投げる程度。「それらは素晴らしい球だが、MLBの打者に対して2球種で勝負する先発投手は、めったに成功していない」と指摘した。
また、佐々木はここまでシーズンで投げた最多投球回は2022年の129回と1/3。同メディアはその点を指摘し、「1シーズンでササキが160回を一貫して投げる力があるかというと、それは当然のことではない」と懸念点を挙げた。念を押すように「ササキは異常なほど才能に恵まれている」と認めつつも、MLBのエース級に期待されるのは200回であることにも言及している。
米メディアによると、佐々木自身が各球団へ昨年の球速低下の要因と対策を分析しプランを立てることを課したと報じられている。山本も入団当初は身長を懸念する声もあった。指摘を一蹴し、メジャーでシーズンを通して姿に期待がかかる。(Full-Count編集部)
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