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朗希に待つ洗礼「時間がかかる」 日本人OB危惧、立ちはだかる“壁”「怪我のリスク」

Full-Count / 2025年1月20日 19時55分

ドジャースと契約を合意した佐々木朗希【写真:荒川祐史】

■五十嵐亮太氏、自身のYouTubeチャンネルで佐々木朗希の課題に言及

 野球評論家の五十嵐亮太氏が、自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる~五十嵐亮太の人生は旅だ~」を更新。ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手が持つ渡米後の課題について、ピッチクロックへの対応を挙げた。

 ヤクルト、ソフトバンクで救援投手として活躍した五十嵐氏は、メジャーでもメッツなどで83試合に登板した右腕。NPBで1度も規定投球回に達したことがない佐々木について「日本でのイニング数から一気に増えることによって怪我のリスクが高くなる」。登板間隔が短く、試合数が増えるメジャーで負傷する可能性を心配した。

 自らの経験も踏まえ、キャンプで使用球とマウンドの違いに慣れる必要があると説明。気候についても「乾燥しているところと、そうではないところで、ボールの感覚が違ってくる。その辺の対応能力が大事。ボールが変わると日本と同じように投げられない可能性もある」と危惧した。

 その上で1番の不安点として言及したのがピッチクロックへの対応だった。「日本では時間制限がない中で、自分の“間”で投げられるんですけど、ピッチクロックが入ることによって、自分の“間”で投げられない。そうなると急がなきゃいけない気持ちから力みにつながるとか、疲労がたまってきたときに上半身に頼ってしまうってなると、なかなか結果がついてこないとか怪我のリスクも高くなる。だからピッチクロックへの対応っていうのが、すごく難しいんじゃないか」と話した。

 昨年のキャンプでカブス・今永昇太投手らが「思っている以上に早い感覚」と話していたことを振り返り「体感で分かるようになるまでには、まあまあ時間がかかるんじゃないか。この“間”って大事。その辺の対応がすごく重要になってくる」と強調していた。(Full-Count編集部)

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