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イチローの打席で起きた“異様な光景” 元同僚が驚愕、唯一無二の異能「信じられない」

Full-Count / 2025年1月20日 18時40分

会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:ロイター】

■イチロー氏とマリナーズ時代の同僚だったブーン氏が回顧

 2025年の米野球殿堂入りが確実視されているイチロー氏(マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクター)の“衝撃”は、今でも同僚の脳裏に焼きついている。元マリナーズのブレット・ブーン氏が「唯一無二の選手」とイチロー氏のプレーを回顧した。

 MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」に登場したブーン氏は「打席から(素早く)出ることができる、信じられない技術の持ち主だった」と、イチローの“走り打ち”を振り返った。さらに「プレーは目撃したことはないんだけど」としながら「ウィリー・メイズを思い出すよ」とレジェンドの名前を挙げた。

「みんな彼は3.5秒で一塁に到達したと言うよね。イチローも同じようなことが出来た。誰よりもヒットを生み出すパターンをもっているんだ」

 さらに不調時でも安打を生み出す技術に感嘆。「スイングが酷くても、マルチヒットを記録した試合がいくつもあった。(チームメート)みんなで『スイングは酷い時でも、どうせヒットを打てるからイチローはいいよね』って言ったもんだよ」と笑った。

 あまりに広角にヒットを量産するイチロー氏は「(相手)守備を変えさせた選手だった」という。「しかも遊撃手だけでなく、二塁手もね。彼が打席の時は(同僚の)私は守備をしなくてもよかったけど、どうしようと考えたもんだよ。だって、通常と同じ守り方では駄目だからね」と二塁手で4度のゴールドグラブを獲得したブーン氏でさえも、頭を悩ます打棒だったようだ。

「彼にはカリスマ性があった。チームにとてもフィットしていたし、2000年代初頭(のマリナーズ)はとてもユニークなチームでもあった。彼は毎日、私におにぎりを差し入れしてくれたんだ。私はあまり縁起とか担ぐタイプではないけど、おにぎりを貰って(その試合で)何打点か稼いだら、『明日もおにぎりを食べるよ!』って感じだね。彼と一緒にプレーできて楽しかったよ。間違いなく殿堂入りするだろう」

 マリナーズで約7年間プレーし、メジャー通算打率.266、252本塁打、1021打点の成績を残し、3度のオールスター出場を誇る55歳のブーン氏。日本が誇るヒットメーカーとの“共闘”はかけがえのない思い出となっているようだ。(Full-Count編集部)

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