ド軍のスター乱獲で…米ファンが“年俸制限”を主張 2027年に不穏な空気「キャンセルも」
Full-Count / 2025年1月21日 21時2分
■米ファンも求めるMLB球団の格差是正…2/3がサラリーキャップ導入に賛成
昨季ワールドシリーズを制覇したドジャースは、今オフも積極的な補強を敢行。2年連続世界一へ、盤石の体勢を築きつつある。一方で、財政基盤において30球団で大きな格差が生じていることを憂慮する声も。米メディアはサラリーキャップ(年俸総額上限)制の導入の声も高まっていると指摘。2027年シーズンに影響を及ぼす可能性があると指摘している。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「サラリーキャップのために2027年のMLBシーズンが中止になってもいいか?」とのタイトルで記事を掲載した。記事はまず近年のドジャースの補強に言及し、2023年オフ以降に大谷翔平、山本由伸両投手やテオスカー・ヘルナンデス外野手、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー両投手らを獲得。T・ヘルナンデスやグラスノーやウィル・スミス捕手、トミー・エドマン外野手らとは契約延長もまとめたことや佐々木朗希、タナー・スコット投手らも迎え入れたことを伝えた。
MLBで黄金時代を築くことは容易ではないとし、ヤンキースが1998年から2000年にワールドシリーズで3連覇して以降は連続世界一を果たした球団はないと指摘。12球団が出場するプレーオフの仕組み上、平等性の面で良好な状態にあると主張する人もいるかもしれないとした上で、「ドジャースは非常に多くの収益を上げているため、多くの球団の手が届かないような選手を獲得するアドバンテージがある」と解説する。
さらにドジャースは2019年以降、短縮シーズンだった2000年を除いて年間98勝以上をあげていると説明。「彼らのペイロール(給与総額)が明らかに成功の一因だ」と主張する。
一方で、「サラリーキャップ」を求める声は、「SNSではますます大きくなっているようだ。反論は難しい」とも。サラリーキャップが導入されれば、すべてのチームがより公平に競い合うことができるようになり、サラリーキャップが平等性を向上する唯一の方法だとは確信してないものの「最も明白な方法であることは間違いない」と述べている。
MLBのオーナーたちは長い間サラリーキャップを望んでいたとし、1994年のストライキはそれが理由だったことを覚えているかもしれないとも記事は論じる。現在の労使協定は2026年12月1日に期限を迎える。期限が迫る中、オーナーたちが1994年以来、最も強力に「サラリーキャップ導入を目指して、団結する可能性は十分に考えられる」と予測。さらに「MLB選手会がこれまでの団結力を維持すると考えると、選手たちは決して譲らず、2027年シーズンがキャンセルされる可能性もあるだろう」とも伝えた。
読者アンケートでは、新労使協定にサラリーキャップがあったほうがいいかとの問いに、賛成が66%。サラリーキャップを新しい労使協定に盛り込むために、2027シーズンが中止になってもいいかという質問には「はい」が49.06%だった。今後の動きが、注目される。(Full-Count編集部)
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