イチローが戦った“外敵” 超一流に理解される凄み「過去に見たことがなかった」
Full-Count / 2025年1月23日 12時9分
■ジーター氏「今の時代でも彼のような選手はいない」
“フィールド外”の振る舞いに驚きを禁じ得なかったようだ。メジャー通3089安打のイチロー氏は21日(日本時間22日)、資格1年目でアジア選手として初めて米野球殿堂入りを果たした。元同僚やライバルらが祝福する中で、盟友デレク・ジーター氏はイチロー氏が戦った“別の要素”を指摘する。
イチロー氏は2001年にマリナーズでメジャーデビュー。同年から10年連続でオールスターに選出された。球宴ではジーター氏と計8回同じチームとなり交流を図った。そして、2012年夏の移籍でヤンキースに移籍し、同じピンストライプに袖を通した。ともに一時代を築き、超一流のスターとして君臨。イチロー氏の吉報を受け、MLB公式X(旧ツイッター)はジーター氏のインタビューを投稿した。
“NYのプリンス”は「オオタニを見ても言えることなんだけど」と切り出し、「こっちにやってきて、イチローが対処しなければならなかったことは、フィールド内だけでなく、その外にもあった。国際的な注目度というものがね」と振り返った。
イチロー氏の一挙手一投足を抑えようとメディアも大挙して押し寄せた。ジーター氏は「ヒデキ・マツイの時と似ている」とし、長らく苦楽を共にした松井秀喜氏の“苦労”もよく分かっていたようだ。
そうした“フィールド外”はもちろん、「イチローはみんなが過去に見たことがなかった類の選手だった。ボールを打って、スイングをする前に走り出したりとかね、素晴らしい守備をしたり、盗塁をしたり、強肩だし、基本的に何でもできちゃう。今の時代でも彼のような選手はいない。そういう選手なんだ。この先も見ることがあるかについては、僕にははっきりわからないよ」と、唯一無二の特異な存在だったことも指摘している。(Full-Count編集部)
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