イチロー氏の名言が「人格者すぎる」 “不完全”で生まれた語録…X感動「本当の一流」

米殿堂入りの会見に臨んだイチロー氏【写真：Getty Images】

■イチロー氏は満票にわずかに届かずに米野球殿堂入りを果たした

　アジア出身選手として初めて米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏（マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が21日（日本時間22日）に残した言葉が、ファンの胸に突き刺さっている。満票選出でなかったことに対する発言に「名言だね」「本当の一流」といった声が寄せられている。

　メジャー通算3089安打を誇るイチロー氏は、2019年のマリアノ・リベラ氏（ヤンキース）以来史上2人目の満票での選出となるかが注目された。しかし結果は、わずか1票足りない99.7％。2020年のデレク・ジーター氏（ヤンキース）も満票に1票足りずに99.7％で、これに並ぶ最高の得票率となった。

　イチロー氏は会見で「1票足りないのはすごく良かったと思います。ジーターと一緒。数字的にはという話なんですけど。足りないものを、これって補いようがないんですけど、努力とかじゃないからね。ですけど色々なことが足りない。人って。それを自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが、人生だと思うんですよね」と心境を明かした。

　さらに「これとそれはまた別な話なんですけど、不完全であるというのはいいなって。生きていく上で不完全だから進もうとするわけで。そういうものを改めて考えさせられるというか。見つめ合える、向き合えると言うのは良かったなと思います」と語った。

　この発言にファンも感銘。ネット上には「人格者すぎるよイチローさん」「鳥肌たった」「ストンときたぁ」「本当に深い」「私も見習いたい」「いちいち名言がすぎる」「謙虚で人間味ある言葉」といった称賛の声が相次いでいた。（Full-Count編集部）