水原被告、吐露したお財布状況「低賃金」 大谷から報酬、最高年俸7700万円も「凄くストレス」
Full-Count / 2025年1月25日 6時55分
■エンゼルス時代は最初の年俸1400万円前後、2023年は3900万円まで増額した
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告は23日(日本時間24日)、米検察から大谷への賠償金として1697万ドル(約26億円)と4年9か月の禁固刑が求められた。またこの日、大谷からの“支援”の詳細に加え、それでもお金に窮していたことが明かされた。
この日、水原被告が情状酌量を求めて裁判所に提出した申立書が公開された。水原被告は大谷とともに2017年オフに日本ハムからエンゼルスへ移り、2018年に8万5000ドル(約1326万円)、2019年から2021年までは8万7000ドル(約1358万円)、2022年は9万9611ドル16セント(約1600万円)、2023年は25万ドル(約3900万円)だった。そして大谷のドジャース移籍後は年俸50万ドル(約7700万円)へと昇給。加えて、高級車ポルシェのカイエン(公式価格1230万円)も贈呈されたという。
水原被告は通訳業に限らず、大谷のプライベートも支えた。そうした活動全般に対し、申し立て書によると「ショウヘイは平均して10月から1月まで月40万円、2月から9月まで月2万を私に支払っていた。つまり、年間1万1000ドル(約172万円)だった。10月からの月が(2月から9月よりも)高かった理由は、その期間はオフシーズンとされていたので、球団から給料が払われることはなかったからだ」という。
大谷からの“援助”はあったものの、同被告は「著しく低賃金だと感じていた」という。それでも「毎年1年契約を結んでいたので、彼らを失望させてクビにはなりたくなかった」と不満は伝えなかった。そして「生活に順応できるよう、最初の数年はショウヘイの近くに住む必要があった。つまり、安くない場所を賃貸する必要があった」と出費が多かったことも明かした。加えて、妻が2023年まではグリーンカードを取得していなかったので、90日ごとに帰国する必要があり、日本の住居の賃貸も支払う必要があったことも負担になったという。
そして「オフシーズンの方が肉体的にも精神的にもよりタフだった。オフシーズンはシーズン中と比べて、ものすごく、ものすごく忙しくストレスが溜まるように感じた」と告白。「当時今すぐにでも資金が必要だったため、経済的(困窮から)脱却できる機会なのではないかと馬鹿な考えが浮かんでしまった」とし、ギャンブルに手を染めることになったとした。(Full-Count編集部)
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