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24歳正捕手候補は「プロの体になってない」 通算378発のOBが指摘した“飛躍の条件”

Full-Count / 2025年1月26日 10時33分

日本ハム・田宮裕涼【写真:荒川祐史】

■女性ファンの熱視線も集める「ゆあビーム」

 若手の成長が著しい日本ハムで、昨季ブレークを果たした田宮裕涼捕手には、今季も正捕手への定着に期待が高まる。24歳の若き司令塔に対し、捕手経験もある名球会のレジェンドOBは「体の強さ」を飛躍の条件として挙げた。

 田宮は2023年まで計31試合の出場だったが、昨季は開幕スタメンに抜擢されると、一気にブレーク。オールスターゲームにも選出され、規定打席には到達しなかったが109試合で打率.277を記録。リーグ2位となる盗塁阻止率.367も残し、攻守で存在感を発揮した。童顔と強肩から「ゆあビーム」の愛称で女性ファン人気も獲得している。

 この田宮に注目したのは、捕手としてプロ入りし、日本ハムなどで通算378本塁打を放った小笠原道大氏。24日に出演したYouTubeの「名球会チャンネル」で、田宮について「あとは頭と体のスタミナ。捕手は大変なポジションですから。彼はまだまだプロ野球の体になっていない。もう一回り強くなってほしい」と求めた。自身も若手時代に骨折した指で本塁打を放ち、“ガッツ”と呼ばれるようになった経緯もあってか、プロとして体の強さの重要性を強調した。

 日本ハムは田宮以外にも、伏見寅威、清水優心ら経験豊富な捕手がおり、昨季は内野手としての出番が多かったアリエル・マルティネスや郡司裕也も本来は捕手だ。さらに現役ドラフトではソフトバンクから、打力のある吉田賢吾も獲得。激しい正捕手争いを田宮が勝ち抜けるかが注目される。(Full-Count編集部)

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