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大谷翔平の英語を専門家絶賛 言葉使いや細かな発音…最後の一文は「米国のスピーチ」

Full-Count / 2025年1月27日 11時16分

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

■大谷の英語スピーチを通訳のスペシャリストが高評価「大谷選手の思いが感じられました」

 ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会で英語でビデオメッセージを送った。当初は出席予定だったが、本拠地のあるロサンゼルスで発生した山火事に配慮して欠席。「強く団結しましょう。私たちは乗り越えられる」と呼びかけた。約3分間の英語スピーチを通訳のスペシャリストはどう見たのか。

 言葉の端々に成長が感じられる英語スピーチだった。長年アカデミー賞授賞式の翻訳をした上にスポーツ業界も長い同時通訳者は「日本語の場合、受賞スピーチは感謝して終わりかと思いますが、米国では受賞したことと関係ないものの自分が伝えたいメッセージを入れ込むことが多くある。今回は最後の部分が米国のスピーチっぽかったと思いましたし、大谷選手の思いが感じられました」と評価した。

 まずは言葉の使い方。全米野球記者協会を省略形の「BBWAA」と言ったことは「非常にネイティブっぽい」。一方で、「The Dodgers」と言っていいところを「The entire Los Angeles Dodgers organization」としたところは「格調高い」と目を細めた。

 また「オシャレ」と評価したフレーズも。「behind the scenes staff=裏で働いてくれているスタッフ」「a special shoutout to Will Ireton=ウィル・アイアトンへの特別な感謝」。特に「shoutout to」は誰かに特別に言及する場合に使うフレーズで、最近よく使われている表現だ。

 細かな発音にも“進化”が感じられた。「a lot of」は「とてもスムーズにリエゾン(連音)できている」。「thanking」「fans」の発音も絶賛した。「『thanking』は『th』の発音がとてもきれい。『fans』は『a』の発音もとても良い」。

 最も印象深かったと評価したのは最後に使ったフレーズだ。「Stay strong and united. We will get through this」は、大谷の「気持ちのこもったスピーチ」として高く評価。「We will get through this. 私たちはこれを乗り越える、としたことに、自分がLAの一員で、一緒に乗り越えていくという強い意志が感じられた。聞く側も、頑張ろうと思える最後の一言だった」。発音と言葉のスペシャリストも称賛する約3分の英語スピーチだった。(Full-Count編集部)

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