大谷翔平より先に「50-50できた」 ボンズ氏の伝説的1年、“横やり”が潰した可能性
Full-Count / 2025年1月27日 10時43分
■1994年、ストライキ発生で162試合→112試合に…37本塁打、29盗塁で終了
ドジャース・大谷翔平投手は昨シーズン、史上6人目の「40本塁打&40盗塁」を通過点とし、前人未到の「50-50」を達成した。最終的に54本塁打、59盗塁まで数字を伸ばしてMVPを受賞。もっとも、バリー・ボンズ氏は現役時代に「50-50」を達成できたはずと“主張”した。
全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会が25日(日本時間26日)に行われ、米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」ではその模様が中継された。夕食会に出席したボンズ氏はその後、同番組に出演。「1994年に私は50-50できただろう」と言い張った。
ボンズ氏は「ストライキがあった1994年なら、(162試合行われていれば)50-50できただろう。成績を見てくれ」と当時を回顧し説明。「なぜなら(ストライキに入る前に)すでに39本塁打(実際には37本塁打)&29盗塁くらいは記録していた。マット・ウィリアムス(同年の本塁打王、通算378発)はその年に40発以上打っていたから、(ストライキがなければ)60何発か打っていただろう。もし私が50-50をできていたとしたら、1994年だろう。それ以降の年となると、Noかな。そんなに走ると疲れてしまうよ」と語った。
1994年のストライキは球界にとっても大きな事件となった。これまでも選手会とMLB機構は労使協定を巡ってストライキが発生したが、同年はサラリーキャップ導入を申し入れたオーナー側に選手会が猛反発。8月12日(同13日)からプレーオフを含め完全に中止になった。ちなみに、ボンズ氏は1994年シーズンは112試合で37本塁打、29盗塁をマーク。実際に達成できたか証明する術はもはやないが、自信はあったようだ。(Full-Count編集部)
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