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球速アップだけでない…“投高打低”の原因 通算319発レジェンドが指摘した過去との差

Full-Count / 2025年1月27日 19時40分

ヤクルト・村上宗隆【写真:矢口亨】

■「飛ばないボール」の時代に近づく数字

 2020年代に入ってから日本プロ野球では“投高打低”の傾向が顕著になってきた。原因として様々な意見が飛び交う中、通算319本塁打を放ったレジェンドは「球速のアップ」に加えて「ローテーションの谷間」を挙げた。

 2024年に30本塁打を超えたのは、ともにタイトルを獲得した村上宗隆内野手(ヤクルト)の33本と、山川穂高内野手(ソフトバンク)の34本の2人のみ。両リーグ合計の本塁打数は2010年に1605本、2019年は1688本だったのが、2020年代に入ってから減少の一途をたどる。2023年は1250本、2024年は975本にまで減った。いわゆる「飛ばないボール」だった2011年の939本、2012年の881本という数字に近づいている。

 西武と中日で通算2050安打を放った和田一浩氏は、26日に公開されたYouTubeの「名球会チャンネル」に出演。昨季まで中日で打撃コーチを務めた現場の感覚から「自分が現役のときと比べて平均球速が何キロ上がっているか分からないけど、150キロは別に見てて速いと思わなくなった」と、投手の球速が上がったことを投高打低の“一番の原因”として指摘。「球が速ければ速いほど、フライは上がりにくし、打ち返すのが難しい」と語った。日本プロ野球の平均球速は2010年代前半は140キロ台前半だったが、2024年には146.7キロに上がった。

 さらに投手の分業制が確立され、全体的に投手のレベルが上がったことで「先発ローテの谷間がなくなったこと」も、もう一つの要因であると分析。「自分たちのころは先発の谷間があった。今はチャンスピッチャーという括りがなくなってきた。この2つはすごく大きいと思います」と語った。(Full-Count編集部)

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