イチローなら神の領域「WAR100」届いた説 NPBでの全盛期に衝撃、“幻の7年間”で米指摘
Full-Count / 2025年1月30日 11時2分
■28歳になる年がメジャー1年目だったイチロー氏
イチロー氏は28歳の年にメジャーデビューし、10年連続で200安打を記録するなど、球界では“遅咲き”ながら驚異的な活躍で通算3089安打を記録。堂々の米野球殿堂入りを果たした。選手の貢献度を表す指標「WAR」は通算60となっているが、米記者は“仮に20歳でメジャーに挑戦”していれば、1961年以降で6人しかいない「通算WAR100」を達成していたと予想する。
2000年のオフにポスティングシステムでマリナーズに移籍したイチロー氏は、NPB時代の3年目に210安打を放ってブレーク。以降の7年間で5度の最多安打を記録するなど通算1278安打をマーク。勢いのある20代前半はメジャーでプレーしていないが、45歳まで現役を続け、記録を積み重ねた。
米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー氏が司会を務めるポッドキャスト「Baseball Tonight with Buster Olney」に出演したデビッド・ショーエンフィールド記者は「唯一無二の選手で、レジェンドで、パワー以外は万能なアメージングな選手。この男は、右翼の守備や走塁でミスを犯したことがないと思う」と称賛する。
続けて「一つ言いたいことがあるんだ」と切り出すと、イチロー氏のWARが通算60(歴代194位)であることを指摘。しかし同記者は、早期挑戦なら、“驚異的な数値”も狙えたと見る。
「我々はイチローの日本での全盛期の7年間を忘れてしまっているんだ。彼は20歳で打率.385を記録したんだ。もし彼がその年齢でこっちに来ていたら、スーパースターになっていただろうね。なぜなら、その年齢で彼はすでに(メジャーで安打を量産した時の)“イチロー”だから。それはWAR45くらいは彼が積み重ねられていたかもしれないと言うことになる。つまり100を超えていたことになるよね」
1961年以降にデビューした野手でWAR100は、バリー・ボンズやアレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスらたった6人しかいない。「我々はイチローのすべてを経験する機会がなかったんだ」と同記者は指摘する。1年目から242安打を放ち、新人王のほかに、MVP、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞と複数のタイトルを獲得。“もう少し早く来ていれば”と言われるのも当然のロケットスタートだった。(Full-Count編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
わずか4票も…松井秀喜に“再評価”の機運 日米通算507HR、米記者訴え「NPB時代の実績を」
Full-Count / 2025年1月29日 18時53分
-
イチロー氏の262安打は「永遠に破られない」 すでに神の領域…無敵状態を米指摘
Full-Count / 2025年1月23日 18時48分
-
イチロー氏「MLB満票殿堂入り」を阻む壁。「3089安打」では“物足りない”と判断される可能性も
日刊SPA! / 2025年1月17日 8時45分
-
イチロー氏の“107”に不安要素 殿堂入り確実も…米名物記者が指摘「単打を量産」
Full-Count / 2025年1月15日 14時40分
-
イチローが覆した日本人打者の概念「全て消し去った」 平均値下回るも…揺るぎない功績
Full-Count / 2025年1月3日 19時21分
ランキング
-
1【大相撲】行司の木村勘九郎が暴力行為で出場停止 後輩行司の腕をつねってアザを負わせる
東スポWEB / 2025年1月30日 17時33分
-
2賭博容疑の丹羽孝希、岡山リベッツから事実上の“追放” 不起訴でも再契約の可能性「ありません」
スポーツ報知 / 2025年1月30日 19時36分
-
3「イチローはメジャーでは控え外野手だ」低評価に反して3089安打を放った“イチ流”の「自分を見失わない力」
文春オンライン / 2025年1月30日 11時0分
-
4世界一貢献も放出…ド軍退団27歳にファン涙 綴った思い「想像以上だった」
Full-Count / 2025年1月30日 10時24分
-
5巨人・戸郷&甲斐 23年“世界一バッテリー”早くも再タッグ
スポニチアネックス / 2025年1月30日 5時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください