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田中将大に“急がば回れ”の教え 巨人で完全復活へ…名伯楽の明かしたプラン

Full-Count / 2025年2月2日 7時55分

キャンプで練習を行う巨人・田中将大(左)と久保康生巡回投手コーチ【写真:小林靖】

■改造中の投球フォームの安定を最優先

 今季から巨人に加入した田中将大投手が1日、宮崎キャンプの初日を終えた。ブルペンでは久保康生巡回投手コーチとマンツーマンで投球フォームの改造に着手。久保コーチは、フォームを固めることを最優先とするため、田中将のブルペン投球について「沖縄に行くまで、(2月)15日ぐらいまでのところ」と語り、13日までの宮崎キャンプでは本格的な投球を行わない可能性を示唆した。

 田中将は、巨人の一員として迎えたキャンプ初日は体幹トレーニングやランニングなどで調整。若手投手陣が投球練習を終えると、久保コーチとマウンドの傾斜を利用して約1時間、ネットスローで投球フォームを見直していた。

 日米通算197勝を誇るが、直近4年間では計20勝にとどまり、昨年は手術の影響もあって0勝に終わった。力強い球を取り戻すべく、久保コーチと二人三脚でフォーム改造に取り組んでいる。久保コーチは最適なフォームが安定するまでは捕手をつけてのピッチングはしないと語った。

 キャンプ前の段階では、田中将は第1クールから投球練習を行うつもりでいたという。それでも久保コーチは「相手(捕手)に投げるのではなくて、ネットで近い距離を投げた方が、形をしっかり作った方がやりやすいよと。じゃあネットからの(過程を経て)ブルペンにしましょうかとなりました」と、田中将と話し合った上で出した方針を説明した。

「この1週間、10日なりはこういう形が多いと思います」。本格的な投球練習は「沖縄に行くまで、15日ぐらいのところ」。2月15日からの沖縄キャンプをメドとしていることも明かした。

「一足飛びでなくて。皆さんの期待もあるんだけど、彼がビュンビュン投げているのも見たいとは思いますが、やっぱりしっかり手順を踏んで作り上げていきたいと思ってます。そういう話をしています」

 ただ、フォーム作りが順調でいい感覚を掴んだ流れで捕手に投げてみる、という可能性もあるという。「勝てるという要素を含んだピッチングフォームにしたいんです」。数々の名投手を育ててきた66歳の名伯楽が、田中将大を再び輝かせる。(湯浅大 / Dai Yuasa)

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