初来日で驚いた大谷翔平の“リアル人気” LA記者が告白…東京で見た光景に「モデルみたいだ」

ドジャース・大谷翔平【写真：Getty Images】

■LAタイムズのディジョバンナ記者が日本を訪問

　大谷、大谷、大谷――。東京中に至る所に設置されているドジャース・大谷翔平投手の看板は番記者にとっても新鮮に映ったようだった。「オオタニ、どこにでもいるね」。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番、マイク・ディジョバンナ記者は笑って明かした。

　ディジョバンナ記者はLAタイムズで約30年、野球記者としてエンゼルス、ドジャースを担当している。昨季はジャック・ハリス記者のサブとしてドジャースを担当。大谷、山本由伸投手、佐々木朗希投手と日本人が集結する中、日本の文化にも興味を持ち、オフに観光として初来日を果たした。

　大谷は伊藤園の「お～いお茶」や「BOSS」、ディップ株式会社、株式会社ECCなど複数の企業のブランドアンバサダーを務めている。東京を歩くと、浅草寺横には大谷の写真が貼られた自販機、渋谷には「dip」の特大広告、原宿にはBOSS、新宿にはECCの看板と至る所に大谷の広告を見つけることができる。

　ドジャースという人気球団に移籍し、大谷はトップアスリートとして米国中に名を知らしめた。「彼はレブロン（・ジェームズ）や（パトリック・）マホームズと変わらない……いや、もしくはそれ以上かもしれない」とディジョバンナ記者は、全米における“本物”の知名度を明かす。

　米国でも絶大な人気を誇る大谷だが、日本での人気は別格。ディジョバンナ記者はセイコー株式会社、お～いお茶の自販機と写真撮影をしながら、「モデルみたいだね」とその人気ぶりを日本で実感していた。（川村虎大 / Kodai Kawamura）