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間違った打撃練習は「嘘をつく」 引っ掛け癖修正へ…リストターンに必須の“適正位置”

Full-Count / 2025年2月6日 7時50分

ゴロの凡打にならないための「手首を返す位置」とは(写真はイメージ)

■打撃で注意したい“手首の返し”…元高校日本代表の八代和真さんが修正ポイントを伝授

 バッティングで手首を“返す”動きは、“コネる”動きと認識されがちだが、大切なのは適正なタイミングで動作が行われているかだ。理想の打球を飛ばすために、バットを持つ手首へどんな意識が必要か。高校日本代表の経験を持ち、兵庫県・加古川市の野球塾「WIN Baseball School」で塾長を務める八代和真さんは、「ボトムハンド(前の手)の向きを注意すると改善しやすい」と語る。

 ボールに力が伝わらず、引っ掛ける打球が多くなる原因の1つが「手首の返り」と言われている。八代さんは手首が返ること自体は、「ほとんどの打者がスイングのなかで必ず起きる動き」とマイナスとは捉えていない。

 問題なのは「リストターンが早く行われてしまうこと」だと八代さん。インパクトの前にバットのヘッドが返ってしまうと、ボールの軌道に対しスイングの接点が短くなり、自身の想像とは違う打球が生まれてしまう。「力が伝わらず引っ掛けたゴロになりやすい打者は、注意が必要です」と指摘する。

 とはいえ、手首を返すタイミングを言葉で伝えるのは難しい。そこで、小学生でも簡単に実践できる方法として、八代さんは、最後までボトムハンドの手の甲が上向き終わるようにスイングする練習を推奨している。ボトムハンドとは、バットを構えた時に下側にくる手、投手側・前側にくる手のことだ(右打ちなら左手、左打ちなら右手)。打ち終わりのフォローを両手ではなく、ボトムハンドだけにすると、より効果を実感できるという。


実演する野球塾「WIN Baseball School」の八代和真氏【写真:橋本健吾】

「トップハンド(後ろの手)が早く返らないことも大事ですが、そこを意識すると“押し込む力”が弱くなる場合があります。仮にトップハンドが返っても、ボトムハンドが返っていなければ“コネる”動作にはなりません。この動きができるようになれば、ボールの軌道にスイングを入れやすくなり、捉える確率やスイングスピードも上がります」

 打撃を含め子どものころに“悪癖”がつくと、修正するだけでも時間がかかってしまう。「練習は嘘をつかないと言いますが、間違った練習を続けると“嘘”はつきます」。将来の野球界を担う子どもたちのために、八代さんはこれからもサポートを続けていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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