“過小評価”ヌートバーは「バットを振るだけで怪我」 米指摘した欠点…覚醒の“条件”

カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真：Getty Images】

■過小評価ベスト9に選出

　MLB公式サイトが4日（日本時間5日）に公開した2025年の過小評価ベストナインの右翼手部門にカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が選出された。2023年のWBCに日本代表としても出場した27歳は「怪我が原因で、ヌートバーは真のブレークを果たせていない」と言及された。

　過去5年間のオールスター出場歴がない、BBWAA賞（MVP、サイ・ヤング、または新人王）を獲っていないなど、複数の条件の中でアンソニー・カストロビンス記者が9人を選出した。その中でヌートバーは「フィールドに立つことができれば、優れた選球眼を持ち、過去3シーズンでOPS+116をマークしている」と分析した。

　一方でヌートバーの課題は怪我の多さ。昨季もキャンプで肋骨を折り、5月にも脇腹を痛め2度目の負傷者リスト（IL）入り。109試合で打率.244に留まった。

　ガッツあるプレーが持ち味ではあるが、同記者は「過去2シーズンでは、ベースに滑り込んだり、壁にぶつかったり、ただバットを振るだけでも怪我をしてきた」と指摘。データを元に「ヌートバーのブレークが近いことを示している..….もし彼が壁に激突するのをやめられれば」と締めて笑わせた。（Full-Count編集部）