大谷翔平の真の価値…「1人で2人の殿堂入り」 米でも注目される“神の領域”の実現

ドジャース・大谷翔平【写真：荒川祐史】

■ドジャースでの“二刀流”は今シーズンから

　ドジャースの大谷翔平“投手”の期待が高まっている。MLB公式サイトは5日（日本時間6日）、各地区から「すべてを放り出してでも絶対見るべきスター選手」を1人ずつ紹介。ナ・リーグ西地区では大谷を選出した。

　昨年は指名打者として「50本塁打＆50盗塁（50-50）」を達成し、自身3度目のMVPを受賞した大谷。MLB公式は「わざわざ彼に注目すべきだと、あなたに言う必要ないだろう」と断りを入れた上で、選出理由を説明した。「ショウヘイの素晴らしさは、殿堂入り級の2人の選手が1つの体に収まっている点にある」と、改めて二刀流の魅力について語った。

　右肘の手術から復活を目指す大谷は、すでに自主トレで投球練習を行うなど順調に調整を進めている。「今シーズン、私たちは2023年8月以来、（ドジャースでは）初めて投手としてオオタニを見ることができる。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督によれば、オオタニは5月までマウンドに戻らないとのことだが、彼の投手として復帰戦ほど注目されるイベントは他にあるだろうか？　初球から目が離せないことになるだろう。とはいえ、結局のところ、ショウヘイが先発する時は毎回そんな感じだろう」。2022年には15勝を挙げるなど、サイ・ヤング賞候補に挙がる投手としての活躍を心待ちにした。

　そして、打者・大谷についても「彼の打席も、引き続き、見逃せないものになる」と改めて言及。シーズン開幕が近づくにつれ、二刀流復活への期待も高まっている。（Full-Count編集部）