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14残塁の中日打線を「評価してあげたい」 完封負けも指揮官の意外な反応…目論む“改革”

Full-Count / 2025年2月12日 7時20分

DeNAとの練習試合に出場した中日・石川昂弥【写真:木村竜也】

■井上一樹監督の初陣は完封負けも…滲み出るチームの変化

 中日は生まれ変わることができるのか――。11日、沖縄県で行われている春季キャンプでDeNAとの練習試合が行われた。今季初の対外試合に多くのファンが駆けつけたが、0-4で完封負け。14残塁と課題が残る結果となったが、井上一樹監督は「やりたい事は分かると評価してあげなきゃいけない」と前向きに捉えた。

 毎回のように好機は作った。初回に2死一、二塁を作るも無得点。2回も2死三塁、3回は2死満塁と得点機会を作ったが、いずれも三振に倒れた。初回から7イニング連続で得点圏に走者を進めるもスコアボードにはゼロが並んだ。

 試合後、井上監督は「ここ何年も言われてきた、ドラゴンズの課題であるホームを踏む事をどうするか。練習試合とはいえ、やはり課題がはっきり出た試合だった」と反省を口にしたものの、「全然ダメだと酷評するほどでも無いと思う」と収穫点に目を向けた。

「きょうはノーサインで臨みましたが、盗塁やセーフティバントをするなど試みが見えたのは評価してあげたい。甘口のコメントをすると、点数は入らなかったけれどもやりたい事は分かると評価してあげなきゃいけないなと」

 明るさが最大の特徴だ。グラウンドでは大きな声でチームを盛り上げ、取材ではいつも笑顔を絶やさない。春季キャンプでは監督考案の「Dirty Hustle 99」と呼ばれる“地獄メニュー”も新たに加わったが、決して重苦しい空気になることは無く、むしろ盛り上がりがあった。

 先発した松木平優太投手も「(チームは)明るいですね。順位も関係あるとは思いますが、昨年は暗かったです」と、変化を肌で感じている。さらに「井上監督は、はっちゃけろ! という感じ。歯を見せて大笑いしていいから、明るくやれと言われます」と、2軍監督時代から変わらぬスタイルに笑顔を見せた。

 課題は残ったが収穫もあった。新星ドラゴンズはまだ始動したばかり。徐々に浸透しつつある井上スタイルが真価を発揮するのはこれからだ。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)

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