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鷹・正捕手のダークホース「全てを出し切りたい」 城島CBOも注目…20歳が示す可能性

Full-Count / 2025年2月12日 20時26分

春季キャンプで練習するソフトバンク・盛島稜大【写真:冨田成美】

■2022年育成ドラフト14位で入団…今キャンプではA組に抜てき

 扇の要としてチームを支えてきた甲斐拓也捕手が巨人にFA移籍したことで、熾烈な正捕手争いが繰り広げられている。その中でもダークホースとして注目したいのが、プロ3年目を迎える育成の盛島稜大捕手だ。

 2022年育成ドラフト14位で沖縄・興南高校からソフトバンクに入団。12球団最後となる126番目の指名を受けて、プロのキャリアをスタートさせた。

 入団後は3軍や4軍で経験を積み、昨季はウエスタン・リーグ公式戦3試合に出場。公式戦通算安打は1本だが、城島健司CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の口から注目選手として名前が挙がり、今キャンプでは育成登録ながらもA組に抜てきされている。

 今年の自主トレは、同期の松本晴投手とともに“チーム有原”入り。「きっかけは城島さんです。有原(航平)さんの球を捕る機会はめったにないですし、私生活においても学べることがあると思って、参加を決めました。学ぶことは多かったです」と充実した表情で振り返った。

 春季キャンプ第3クール初日の2月11日、盛島は打撃練習で力強い打球を飛ばすと、ライブBPでは積極的に声を出し、存在感を発揮。全体練習後は、多目的グラウンドで同じくA組の谷川原健太捕手、海野隆司捕手、渡邉陸捕手、そして高谷裕亮バッテリーコーチらとともに特守を行い、1人残って汗を流した。

「全てを出し切って、A組で完走すること」を目標に掲げる今キャンプは、高谷コーチと密にコミュニケーションを取りながら練習を行っているという。

「練習するなかで、(高谷コーチが)悪かったこと、良かったことをどちらも教えてくださるので、悪かったところを改善していくために、日々動画を撮影して、チェックしながら取り組んでいます」

 一方で、高谷コーチは「1軍の選手の技術を見て、何が足りないのかも含めて勉強することもあると思う。盛島には“日々勉強や!”と言っています」と話し、「体がでかいけれど、動きや関節が柔らかいんです。伸びしろがすごくあります。楽しみですよ!」と期待を寄せる。

 盛島に今季にかける思いをたずねると「一番の目標は支配下です」と即答。「そこから正捕手争いに割って入りたい」と力強い言葉で活躍を誓った。187センチ、107キロと捕手として恵まれた体格を生かし、まずは支配下登録へ。そこからさらにアピールを続け、正捕手奪取に向けてまい進する盛島から目が離せない。(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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