【プレミア12】米国戦の“疑惑判定”、韓国紙は「誤審」と断定 不満露わ「能力不足か意図的か…」

Full-Count / 2019年11月14日 19時20分

11日のアメリカ-韓国戦、3回の本塁クロスプレーが韓国国内で物議を醸す【写真:Getty Images】

■11日の米国戦の判定を韓国メディアが問題視、監督は「潔く認めるべき」も…

 11月2日(日本時間3日)に開幕した「第2回 WBSC プレミア12」はスーパーラウンドの終盤に差しかかっている。14日は全チーム試合がなく、15日にはアメリカ-チャイニーズ・タイペイ、韓国-メキシコが行われる予定。野球日本代表「侍ジャパン」の次戦は16日の韓国戦。決勝進出がかかる大一番となるが、日本に舞台を移して行われているスーパーラウンドの試合で韓国国内で物議を醸したプレーがあった。

 11日のスーパーラウンド初日、東京ドームで行われたアメリカ-韓国戦。3回1死一塁で元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)を父に持つイ・ジョンフが右中間を破る二塁打を放つと、一走のキム・ハソンは三塁を蹴って一気に本塁を狙った。最後は滑り込んだが、中継プレーで戻ってきたボールを捕ったキャッチャーのクラッツが“タッチ”。キム・ハソンはセーフの仕草を見せ、本塁を踏み直したものの、審判はアウトと判定した。

 すると、キム・ハソンは再びセーフのジェスチャーを見せて、キム・ギョンムン監督がチャレンジを要求。しかし、リプレー検証でもこの判定は覆ることなくアウトとなった。リプレー検証の末に出た最終判定が変わることはないが、ベンチではキム・ハソンが両手を挙げ不満を露わに。場内からはブーイングもあった。ただ、この試合に5-1で勝利したキム・ギョンムン監督は試合後、この場面について「本人がホームプレートを踏んだと言っていたので、監督としてチャレンジした。残念ではあったが、(判定)結果が出た以上は潔く認めるべきだと思います」と話した。

 このプレーについて、13日付けの地元紙「スポーツ朝鮮」は「日本審判陣の判定論争、能力不足or意図的誤審?」と辛辣な見出しで伝えた。さらに「アメリカ戦に勝利したにもかかわらず、日本の審判の深刻な誤審がもやもやとした後味を残している。問題の場面は11日、プレミア12のスーパーラウンドでのアメリカ戦で起こった。この日6名の審判の中、日本国籍の審判が2名含まれていた」と言及。アウトという結果について「驚くことにチャレンジ後の最終判定も“アウト”だった。現場にいた韓国ファンたちからブーイングが起こり、韓国選手たちも判定を否定したが、判定は覆らなかった」とも伝えた。「誤審」と断定しており、球審が日本人だったということも不信感を増幅させているようだ。

■「単純な審判の能力問題ではなく“思惑”があるのか否か」

 記事では「球審の国籍が日本だということが議論を大きくさせた」とした上で「大会を動かす協賛、広告会社も全て日本の企業である」とも指摘。「大会の全般的に“日本の影響力”を疑わざるを得ない状況である」と記している。そして、「単純な審判の能力問題ではなく“思惑”があるのか否かについて、今後の試合で念入りに観察し、対応することが必要である」とも言及。「誤審」という表現を使わなかったとして、日本メディアの報道を「生ぬるい」とも表現している。

 今大会では、日本を除くアジア/オセアニア大陸の上位国1チームが来年の東京五輪の出場権を獲得する。つまり、韓国にとっては五輪出場がかかった重要な大会となっている。さらに、日本を除く上位2か国が来年3月の世界最終予選行きとなる今年10月のアジア選手権でチャイニーズ・タイペイ、日本、中国に続き4位だった韓国は、今大会でオーストラリアがアジア/オセアニア大陸の最上位になると、世界最終予選にすら進めずに五輪出場が絶たれるという状況。複数チームが同じ勝敗で並べば、得失点率で順位が決まる可能性もある。

 運命の日韓戦は16日。日本は3勝1敗の首位に立っており、韓国は15日のメキシコ戦(3勝1敗)を残して2勝1敗となっている。白熱する可能性は高いが、クリーンな試合に期待したいところだ。(Full-Count編集部)

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