なくし物をなくす社会を目指す「MAMORIO」が順調な滑り出し

FUTURUS / 2014年9月12日 12時2分

落とし物総合ポータルサイトを運営する株式会社落し物ドットコムが9月3日にクラウドファンディング「MotionGallery」で資金募集を始めた落とし物追跡タグ「MAMORIO」の支援金が、2日後の5日には100万円を超えた。

「MAMORIO」はBLE(Bluetooth Low Energy)技術を採用することで、スマートフォンと連動して置き忘れ防止アラートや紛失場所の位置表示、クラウドトラッキングによる追跡機能を備えた世界最小(2014年7月時点)の落とし物追跡タグだ。

■ BLE技術を利用した紛失防止タグ「MAMORIO」

「MAMORIO」は無くしたくないものに付けておくだけで、置き忘れを防いだり、紛失した場所を地図で確認できる小さなタグだ。さらに特筆すべき機能としてクラウドトラッキングによる追跡機能があるが、これについては後述したい。

デザインはシンプルで、まさにタグと呼べる形状だ。サイズも縦34mm×横18mm×厚さ3mmと非常に小さく、落し物ドットコム調べによれば2014年7月時点では世界最小だという。

これだけ小さいので、鞄に入れても、財布に付けても、鍵に付けても邪魔にならない。あるいはペットの首輪に付けてもペットのストレスは無さそうだ。

また、防滴能力も備わっているので、外で使用する自転車や傘などに付けて使用することも問題ない。

バッテリーも約1年間の連続使用が可能で、残量が少なくなればスマートフォンによってバッテリー交換時期を知らせてくれる。

改めて機能を確認すると、まず置き忘れアラート機能がある。これは「MAMORIO」を入れておいたり取り付けておいた物を置き忘れて離れてしまうと、スマートフォンがアラートで知らせてくれる機能だ。

次に、紛失場所確認機能がある。これは、無くした場所を記録しているため、スマートフォンの地図上で無くした場所を確認できる機能だ。


■ クラウドトラッキングで探すという発想

そして「MAMORIO」において最も特徴のある機能が、クラウドトラッキングによる追跡機能だ。

もし、「MAMORIO」を付けた物が、紛失や盗難など何らかの理由でどこか離れた場所に放置された状態になった場合でも、クラウドトラッキング(すれ違い捜索)モードをオンにすることで、「MAMORIO」の登録ユーザーのネットワークを活用して探し出す、という機能がある。

これは「MAMORIO」のユーザーの一人が知らないうちに別の誰かが探している物の近くを通った際に、そのユーザーのスマートフォンが「MAMORIO」を認識し、位置情報をGPSで取得して持ち主に送信する仕組みだ。

つまり、「MAMORIO」はユーザー同士がクラウドを利用して協力し合い、誰かの「MAMORIO」を探すことができるのだ。

この機能は、「MAMORIO」のユーザーが増えれば増えるほど探し出す精度が高まるというユニークな機能だ。

■ なくし物をなくす社会を目指す

落し物ドットコムが「MAMORIO」で目指しているものは、日本で落とし物が発生することや紛失することを防ぐことだという。

そのためには、「MAMORIO」ユーザーが増えれば増えるほど、置き忘れが防止され、紛失した物を見つけ出すクラウドトラッキングの効果が出てくる。

彼らが目指しているのは、まずは東京オリンピックが開催されるまでに、日本での落とし物は全て持ち主に戻る社会にすること、と目標は大きい。

そのためには「MAMORIO」のユーザーが都内で2221人、日本全国で約8万3000人居れば、可能性があるとの試算をしている。

彼らの目標が、どこまで実現できるか、楽しみだ。

*画像出典:なくすを、なくす。みんなで、さがす。世界最小の落し物追跡タグ「MAMORIO」- クラウドファンディングのMotionGallery

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